こんにちは!
アラフォー大学院生のホットケーキです。
音大受験について書いてます。
私が高校生の頃、楽曲分析の得意なピアニストの方がコンクールで優勝されて、私も分析をやってみたい!と意気込んでいました。
でも、何をすればよいのか分からず…
試験曲の解説が書かれた本を見ても、何が書いてあるのか、それをどう演奏に活かせばよいのかも分かりませんでした…
今日はそんな分析の仕方について書いてみたいと思います。
今日はJ.S.バッハ編🙌
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① どんな曲?
平均律だとプレリュードは、舞曲かエチュード風のものに分かれると思います。
インヴェンションだと、カノンもありますね。
まず、そんな全体像を捉えると、どんなテンポで演奏するのか、どんな雰囲気の曲なのか、つかみやすいと思います。
また、管弦楽の作品を聴くと、どんな風に演奏すればよいか、イメージを持ちやすいと思います。
特にリズムは大切で、管弦楽を聴くとイメージしやすいと思います。
バロックダンスの動画も参考になりますよ!
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② 調性
バッハの曲って、すごく流れがあって、どこからどこまでが一つの かたまりなのか、つかみにくい部分があると思います。
そこで、ここからここまでが何調か、ということを見ていくと、大きなまとまりが つかみやすくなります。
調性によって、音色で場面によって雰囲気の違いが出せると、メリハリのある演奏になりますよね。
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③ ゼクェンツ
いっぱい出てくるゼクェンツ…要チェックです。
上行していればだんだん盛り上がっていく事が多いですが、普通のクレッシェンドではなく、J.S.バッハの場合テラス状クレッシェンドになります。
デクレッシェンドももちろん同じようにテラス状です。
例えば、平均律の2巻の8番のプレリュードなのですが、
1小節ずつ下降していくゼクェンツです。
一つ目がmf、二つがmp、三つ目がpといったように、ひとつのまとまりごとに、音量を下げていきます。
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④ テーマ、対唱、提示部、嬉遊部さがし
テーマを一番目立たせて、対唱をその次に目立たせるとバランスがよいと思います。
その他にも一曲を通して何度も出てくる音型を、どのように歌わせるのか、だいたいの音量も決めてしまって、一曲の中で統一して演奏するとよいと思います。
また、テーマの出てくる部分(提示部)と、つなぎの部分(嬉遊部)は、弾き分けた方がよいと思います。
もちろんテーマの出てくる提示部の方がしっかり弾かれて、嬉遊部は流れが大切かなと思います…
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J.S.バッハって、弾き始めは難しかったり、スタイルに慣れなくてつまずいたりしますが、かっこいい曲や演奏に出会えると本当に楽しくなります。
よいバッハライフを( ´ ▽ ` )ノシ