こんにちは!

アラフォー大学院生のホットケーキです。

音大受験について書いてます。


私が高校生の頃、楽曲分析の得意なピアニストの方がコンクールで優勝されて、私も分析をやってみたい!と意気込んでいました。

でも、何をすればよいのか分からず


試験曲の解説が書かれた本を見ても、何が書いてあるのか、それをどう演奏に活かせばよいのかも分かりませんでした


今日はそんな分析の仕方について書いてみたいと思います。

今日はJ.S.バッハ編🙌


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 どんな曲?

平均律だとプレリュードは、舞曲かエチュード風のものに分かれると思います。

インヴェンションだと、カノンもありますね。

まず、そんな全体像を捉えると、どんなテンポで演奏するのか、どんな雰囲気の曲なのか、つかみやすいと思います。

また、管弦楽の作品を聴くと、どんな風に演奏すればよいか、イメージを持ちやすいと思います。

特にリズムは大切で、管弦楽を聴くとイメージしやすいと思います。

バロックダンスの動画も参考になりますよ!


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 調性

バッハの曲って、すごく流れがあって、どこからどこまでが一つの かたまりなのか、つかみにくい部分があると思います。


そこで、ここからここまでが何調か、ということを見ていくと、大きなまとまりが つかみやすくなります。


調性によって、音色で場面によって雰囲気の違いが出せると、メリハリのある演奏になりますよね。


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 ゼクェンツ

いっぱい出てくるゼクェンツ…要チェックです。

上行していればだんだん盛り上がっていく事が多いですが、普通のクレッシェンドではなく、J.S.バッハの場合テラス状クレッシェンドになります。

デクレッシェンドももちろん同じようにテラス状です。


例えば、平均律の2巻の8番のプレリュードなのですが、



小節ずつ下降していくゼクェンツです。

一つ目がmf、二つがmp、三つ目がpといったように、ひとつのまとまりごとに、音量を下げていきます。

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 テーマ、対唱、提示部、嬉遊部さがし

テーマを一番目立たせて、対唱をその次に目立たせるとバランスがよいと思います。

その他にも一曲を通して何度も出てくる音型を、どのように歌わせるのか、だいたいの音量も決めてしまって、一曲の中で統一して演奏するとよいと思います。


また、テーマの出てくる部分(提示部)と、つなぎの部分(嬉遊部)は、弾き分けた方がよいと思います。

もちろんテーマの出てくる提示部の方がしっかり弾かれて、嬉遊部は流れが大切かなと思います…

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J.S.バッハって、弾き始めは難しかったり、スタイルに慣れなくてつまずいたりしますが、かっこいい曲や演奏に出会えると本当に楽しくなります。


よいバッハライフを( ´ ▽ ` )ノシ