家具を建てる・英国アールヌーヴォーの神髄 | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2017-06-18 17:33:28

家具を建てる・英国アールヌーヴォーの神髄

テーマ:アンティーク家具の様式・スタイル

19世紀末に花開いたアール・ヌーヴォー芸術。

 

華やかで流麗なデザインで、今もなお世界中の人々の心を虜にしています。

 

 

ただ、アールヌーヴォーで有名な場所といえば、ウィーンやパリ、そしてプラハなどの大陸がほとんど。


英国でのアールヌーヴォーは、あまりピンとこない・・・。

 

そんな方が多いのではないでしょうか。


アールヌーヴォーの源として、英国のウィリアム・モリスらが唱えたアーツ&クラフツ運動があることは、間違いないでしょう。また、東洋からの影響も見逃せません。

 

Young Women looking at Japanese articles by James Jacques Joseph Tissot1869

 

それらに影響され、大陸で花開いたアールヌーヴォーは、もちろん英国においても多大な足跡を残しました。

 

ただ、英国において挙げられるアールヌーヴォーのアーティスト達は、建築家や建築事務所に関わった人物が多いのです。


著名な何人かを挙げてみましょう。

 

 

 

アーサー・マクマード/Arthur Mackmurdo(1851-1942)
 

建築家、センチュリー・ギルドの創始者。

 

The Los Angeles ounty Museum of Art 所蔵、マクマード・デザインの椅子

 

 

 

 

 

 

チャールズ・ロバート・アシュビー/ Charles Robert Ashbee (1863-1942)

 

 

建築家、デザイナー。ギルド・オブ・ハンディクラフトの創設者。

 

V&A所蔵、アシュビーによるデキャンタ(1904-1905)

 

 

 

 


ハーバート・ホーン/Herbert Horne(1864-1916)

 


詩人、建築家。 後に美術批評を手がけ,美術商として活躍した人物。

 

The Angel with the Trumpet - fabric design by Herbert Horne c.1884, block

 

 

 

そしてオーブリー・ヴィンセント・ビアズリー(1872-1898)は、文筆家・画家としての活動を始める前には、測量事務所で働いていました。

 

 

 

そんなことからか、英国アールヌーヴォーは、大陸の女性的な華やかさに比べ、どこか男性的でクレバーな印象をうけます。

 

建築的で構造的。

 

http://pancada.net/particular/cat77/post_1168.html

 

 

英国アールヌーヴォーを語る上でのキーワードはこれに尽きるようです。


パンカーダには、そんな英国アールヌーヴォーの傑作サロンスィートがございます。

 

http://pancada.net/particular/cat77/_7.html

 

 

見惚れるほどの構造美と、かすかに纏った世紀末の退廃美。

 

一時代を確かにつくりあげた、芸術の余韻がいまだ響いてくるようです。

 

 

by N

 

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