ロッキングチェア(Rocking Chair)の歴史 | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2014-05-16 11:00:00

ロッキングチェア(Rocking Chair)の歴史

テーマ:アンティーク豆知識

ゆらゆら揺れる、ロッキング・チェア。


一言でロッカー(rocker)とも呼ばれます。
この楽しい椅子には、どんな歴史があるのでしょうか?





ロッキングチェアの発想は、もともと

クレイドル(揺り籠)にあったといわれています。



赤ちゃんを寝かしつける動きが、大人にも心地よいことに気づき、

18世紀初頭には普通のオークの椅子を改造して

弓状の脚を履かせたりするようなものがつくられました。


例えばこれは1630年頃に作られたオークの椅子。

その約80年後の18世紀初頭に、このような脚がつけられたといわれています。




このような椅子はやがて発展し、始めからロッキングチェアとして

設計されるようになっていきました。
プロトタイプはやはり英国のウィンザーチェア。


こちらは1740年頃に英国でつくられたロッカー。
ガーデン・チェアとして作られ、濃いグリーンもしくは

黒の塗料で塗られることが多かったようです。




英国で生まれたロッキング・チェアは

新大陸アメリカでも大層な人気となり、
ポーチやガーデンでロッキングチェアに座ることは、

ひとつの幸せの象徴でもありました。


堅木ばかりではなく、柳で作られたウィッカー・ロッカー(Wicker Rocker)も、

軽く、座り心地の良さで人気でした。


こちらは1850年頃のアメリカのもの。




故ジョン・F・ケネディ大統領も、たいそうロッキング・チェアを愛し、

自分用のみならず、友人にも贈ったほどだったといわれています。





気候の良い時期はガーデンで、寒い時期には暖炉の前で。

ダイニングやデスク用チェアとは異なり、

あくまでも嗜好品としての要素が強いロッキング・チェア。


手に入れることが、そのまま心の贅沢を反映するような、そんな椅子です。




こころの贅沢をひとつ、いかがでしょうか。


by N

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