ミュージックチェア(Music chair)とは | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2014-05-05 10:00:00

ミュージックチェア(Music chair)とは

テーマ:アンティーク豆知識

ミュージックチェアとは、楽器を演奏するときに使用する椅子のこと。



ヴィクトリア時代、ピアノを自宅に置くことは中産階級のステータスでした。


中産階級でも余裕のあるクラス、そしてもちろんその上のクラスの

邸宅のドローイングルームには必ずと言っていいほどピアノがあったといわれます。




楽器の代表格はピアノでしたが、他にもハープやヴァイオリンなどが好まれました。




ただ、どれも「そこそこ上手い」ことが大切で、それで生活できるプロのようにまで

上達することは、かえって品がないこととされたようです。


食後のひとときやゲストのおもてなしの時に、音楽を奏でたり、歌を歌うことは
当時としてはこの上ない娯楽だったことでしょう。




座って演奏する楽器には、このように座面が上下するスツールや、

座面のなかに楽譜などが収納できるものが重宝されました。






ただ一方で、演奏していない時でも「そこに楽器と共に置いておくだけで

絵になる」ような美しいチェアが好まれた側面もあったようです。




例えば、やや座面の高さが高く、

背中にハープのモチーフが組み込まれたこんな チェア。




きっとハープと共に置かれ、ドローイングルームの中で

輝きをはなっていたに違いありません。




機能面から始まり、やがては更なる美しさを加えられて

完成していった家具の一例といえるでしょう。


by N


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