スパニッシュ・フット(Spanish foot)とは | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2014-04-26 10:00:00

スパニッシュ・フット(Spanish foot)とは

テーマ:アンティーク豆知識

スパニッシュ・フットとは、家具の脚先の

スクロールされたデザインのひとつ。









基本はフーフ・フットに近く、リアルなフーフ・フットよりは

やや抽象的にデフォルメされた脚先のことを言います。

タテに筋が幾重か入っているのも特徴のひとつ。


もともとは1600年代にポルトガルで生まれ、

英国に広まったのは17世紀半ば過ぎと言われています。



「なぜポルトガルなのにスパニッシュ・フット?」


・・・と思われる方も多いと思いますが、

それは当時のポルトガルのお国事情が関係しています。


1580年にスペイン王フェリペ2世がポルトガル王となり、

事実上ポルトガルはスペインの支配下に置かれました。




この結果多くの植民地を失い衰退しましたが、1640年には独立を回復。
その後また多くの植民地を手に入れていくこととなります。




こんなことから、この脚先が生まれたちょうどその頃は

ポルトガルはスペインに支配されていた・・・ということなのです。




しっかりとした装飾のこの脚先は、

バロックスタイルで特に人気の意匠となり、

ウィリアム&メアリースタイルや、

早い時期のクイーンアンスタイルで見ることができます。


その後、度々リバイバルされ、凝った脚先として長くヨーロッパで愛されきました。





西欧列強の覇権争いのはざまで生まれた脚先。
アンティーク家具の醍醐味のひとつです。




パンカーダのスパニッシュフットコレクションも

どうぞお愉しみください。



by N


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