サーペンタイン(Serpentine)とは | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2014-04-22 10:00:00

サーペンタイン(Serpentine)とは

テーマ:アンティーク豆知識

アンティーク家具の名称のなかで、時々見かける言葉。


「サーペンタイン・キャビネット」
「サーペンタイン・チェスト」・・・




シンプルな円弧ではなく、うねるような曲線を持つものをそう呼びます。




それでは、その「サーペンタイン」とはどんな意味なのでしょうか?


「サーペンタイン:Serpentine」の元の言葉は「Serpent」。
「Serpent」は英語で「ヘビ」。
語源はラテン語の「這うもの」の意味となります。




「serpent」は「snake」の文語的な表現であり、

また、とりわけ大きな蛇のこといいます。



例えば、聖書においてイブに禁断の木の実を食べさせたのは

「serpent」と表現されています。




旧約聖書 創世記 3:1より


3:1 Now the serpent was more subtle than any animal of the field which Yahweh God had made. He said to the woman, "Has God really said, 'You shall not eat of any tree of the garden?'"


3:1さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った、「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか」。




「serpentine」とは「serpent」の形容詞。

「蛇のような(曲がりくねった)」という訳となります。


昔からその特異な形態で、人間からは良い印象を持たれなかった蛇。


旧約聖書でも狡猾な悪賢さでイブに知恵の木の実を食べさせた

悪者として描かれています。


ただ、一方では脱皮してまた大きく、長生きすることから

豊穣と多産と永遠の生命力の象徴でもありました。




アンティーク家具の名前として「サーペンタイン」が良く使用されることは、

その神業とも思われる再生の力を家具に込めようとしたのではないでしょうか。




手間も材も、通常の物に比べて何倍も必要なサーペンタインの意匠。


名前と、そのものに込めた人々の気持ちに思いを馳せてみませんか。



by N





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