ウェリントンチェスト(Wellington Chest)とは | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2013-06-29 11:00:00

ウェリントンチェスト(Wellington Chest)とは

テーマ:アイテム解説

ウェリントンチェスト(Wellington Chest)とは、

引出し型のチェストで、サイドにフレームがあり、

そのフレームをロックすると全ての引出しを

開けることができなくなるチェスト のこと。


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別名サイドロッキングチェスト(side-locking chests)とも呼ばれます。


名前の由来は、アーサー・ウェルズリー (初代ウェリントン公爵)から。


ここで少し、初代ウェリントン公爵・アーサー・ウェルズリー

(Arthur Wellesley, 1st Duke of Wellington)についてご紹介いたします。


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アイルランド貴族の初代モーニントン伯爵ギャレット・ウェズリーの三男として
1769年、アイルランド王国首都ダブリンに生まれます。


イートン校に通った後、フランスの士官学校を卒業し、1787年にイギリス陸軍に入隊。


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軍人として数々の戦いを経たのち、1815年のワーテルローの戦いで
ナポレオンを打ち破った軍人として知られています。



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別名:鉄の公爵(Iron Duke)。


軍人を退いた後は政治家となり1828年には第1次ウェリントン公爵内閣を成立。


その後もう一度首相をつとめ、70を過ぎてなおヴィクトリア女王からは
再再度の首相を依頼されるほど、信頼は厚かったそうです。


常に英国士たる自覚を持ち、控えめで誇り高く、それでいて強い意志をもち
謙虚な人柄だったといわれるウェリントン公爵。


「戦争が終結したら全ての敵意を忘れねばならない。
敵を許さなければ戦争は永遠に続く。
大英帝国の政策が些細な悪感情に影響されることがあってはならない」


・・・そんな言葉を残しています。


1852年、83歳で亡くなった時にはセント・ポール大聖堂で葬儀が行われました。


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さて、そんなウェリントン公爵が考案し、使っていたといわれるのが
ウェリントンチェスト。


通常は6-12棹の抽斗を持ち、右側にあるL型のフレームが
蝶番で動き、抽斗にかぶさるようになっています。


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かぶせて鍵をしめれば、一気にすべての抽斗をロックすることが可能。


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主に戦場で貴重な書類を管理するために考案されたといわれています。


慌ただしい日々、効率よく作業するために考え出された形。


それゆえに、華美な装飾が施されたものはあまり見かけず、
シンプルなデザインのものが多いようです。


ウェリントン公爵の、まさに鉄のような意志が

見えてくるような仕掛けをもつチェストです。


貴方が望む強い意志の為に、手に入れてみてはいかがでしょうか。

パンカーダの19世紀のウェリントンチェスト、こちら からご覧いただけます。



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