ヴィクトリアン・タイル | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2012-06-10 11:00:00

ヴィクトリアン・タイル

テーマ:アイテム解説

ヴィクトリアンタイルのルーツは、オランダやスペインのタイル、
さらに、溯ればイスラムのタイルに行き着きます。


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どの時代でも、壁タイルは建物の壁を装飾する巨大キャンバスでもあり、

図柄が美しく描かれていました。


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中には「組絵タイル」と呼ばれる一つの壮大なテーマをモチーフにしたものもあったとか。


他の陶磁器と同様、一枚一枚手描きしたものと

転写紙などによる大量生産の絵付けのものがあります。


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デザインは単独型と連結型の大きく2つのタイプに分かれます。


単独型はタイルの内側で図柄を完結させたタイプ。
オランダデルフトはほとんどがこのタイプで、人や動物、

人物、船、風景などタイルの中央に描かれています。


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イギリスのタイルでもアールヌーヴォー調の花柄など

個性の強い図柄はこのタイプが多いようです。


連結型は複数枚を並べることでより大きな図柄を表現するタイプ。
大量生産が可能となってから、大きな壁面を装飾するのに、

繊細ながらも、よりダイナミックな表現ができるようになりました。


今でもマナーハウスやカントリー・ハウスに素晴らしい作品が残されています。


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大流行のきっかけは、イギリスの誇る陶磁器メーカー、

ミントン社がタイル職人にデザインや技術を教え、タイル生産を始めたこと。


他のタイルメーカーとしては、ウエッジウッド社、モウ社、

ピルキントン社等が有名です。


デルフトタイルの図柄は当時出版されていたプリントや版画から流用されましたが、
ヴィクトリアンタイルは、タイル・デザイナーが図案を考案していました。


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Willium Wise、John Moyer、Christopher Dresserが有名です。
アーツ・アンド・クラフト運動を主導したWillium De Morganや

Willium Morrisのタイル作品もコレクターに人気があります。


ただヴィクトリアンタイルは建築物からしか出てこないので、

アンティークマーケットには出てくることはほとんどなく、

コレクターは時間とお金をかけて、少しずつ収集しているそうです。


現代では同じようなクオリティーのものを製作するのは

困難と言われるヴィクトリアンタイル。


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蒐集しにくいという点でも、むしろ時間をかけて蒐集すれば

世界的コレクターになれるアイテムなのではないでしょうか。


価格も他の陶磁器に比べるとレアな分、お安いように思います。


パンカーダでもイギリスをはじめヨーロッパで蒐集した厳選タイルがございます。


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ぜひご来店の上、そのクオリティーをご確認ください。

数は少ないので、蒐集をスタートするなら、お早目に!


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