インレイ(Inlay) 象嵌細工 | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2010-11-20 11:00:00

インレイ(Inlay) 象嵌細工

テーマ:アンティーク豆知識

インレイ(Inlay)とは、象嵌細工のこと。

象は「かたどる」、嵌は「はめる」と言う意味です。

象嵌本来の意味は、一つの素材に異質の素材を嵌め込むと言う意味で、

金工象嵌、木工象嵌、陶象嵌等があります。


パンカーダのブログ


アンティーク家具のインレイといえば、木工象嵌細工が多く、

家具の表面に模様を彫って、他の素材をはめ込んで、

装飾を施したもののことを指します。


ただし、次回ご紹介する、マーケットリー(marquetry)などが施された家具も、

インレイド(Inlaid)という表示がなされることが多く、インレイだから、

彫りこんであるもののことと断定できないようです。


パンカーダのブログ


インレイの素材には、果樹(fruitwood)やぶな(beech)、とねりこ(ash)、

ひいらぎ(holly)、かえで(maple)などのほか、象牙(ivory)や、骨(born)、

真珠貝(pearl oysters)などの貝殻(shell)、金属(metal)も

インレイの材料となっていたようです。


パンカーダのブログ


インレイは、17世紀以前、主に中世頃の装飾方法とされ、

ナイフなどで切り込みをいれ、他の素材を埋め込むため、

複雑な意匠を表現するにはたいへんな技術が必要でした。


貝殻がはめ込まれたインレイは、角度によって輝き方が違うので、神秘的。

最近まで、奈良国立博物館で「正倉院展」で、

「螺鈿紫檀五弦琵琶」が公開されていました。


木地に直接文様形を彫って貝片を埋め込んでいるそうです。


パンカーダのブログ



昔の熟練した職人さんの手仕事の素晴らしさは、

日本も英国も変わらないのではないでしょうね。

東京の高級アンティーク家具店パンカーダさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントする]