ヘバーデン結節
指のDIP関節(遠位指節間関節)
指の第1関節に生じる変形性関節症。
ネッター解剖学アトラス原書第3版図439より抜粋
原因は不明ですが、中年以降(特に更年期を過ぎた)の女性に好発します。
手をよく使う人も発症しやすいです。
そして複数指に発生するのが特徴的ですが、母指に発症するのはまれ。
症状
初期は疼痛、発赤、熱感、腫脹があるが徐々に結節(骨性隆起)がDIP関節背側に生じて無痛性となり、屈曲変形をきたす。
ときに同部に粘液嚢腫(ミューカスシスト)=水ぶくれのような透き通ったでっぱりを形成する。
治療・施術
テーピング、薬物療法が主になりますが、難治例や美容的問題(変形が気になる人)などは手術適応となるようです。
以外と多いヘバーデン結節ですが、まずはテーピング固定で様子をみるのがよいかと思います。
気になる時は、気軽にご相談ください。