オスグッドシュラッター病 | まことの気になる事!

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オスグッドシュラッター病


 膝の脛骨粗面に生じる骨端症であり、骨の成長期(骨端線閉鎖前)にスポーツ障害として発症する。
骨端症→発育、成長期の骨端にみられる阻血性の骨壊死の総称。

ネッター解剖学アトラス原書第3版図489より抜粋


 10〜15歳男子やスポーツを活発に行う者に好発します。

 症状
膝の前下部(脛骨粗面)の運動時痛、圧痛、腫脹。
進行すると同部位が膨隆する。
痛みのでる要因は、
膝伸展時大腿四頭筋の収縮が膝蓋腱を介して脛骨粗面を牽引する。
この牽引力が骨化途中の骨端線(成長軟骨板)に繰り返し負荷を与えて脛骨粗面が剥離する。

 治療・施術方針は
 脛骨粗面部の骨端線閉鎖後(18歳頃)に軽快することが多いので運動制限などの保存療法を基本とする。

 その他の保存療法として
○運動前後の大腿四頭筋のストレッチング特に運動後に筋緊張を緩和することが大切。
○運動後のアイシング
○膝蓋腱を圧迫・固定するバンドの使用
 などが有用です。

成長後も変形や疼痛が残存する例には手術療法の適応となるようです。

オスグッドは、スポーツ障害なので日頃の身体のケアなどが大切になります。

日頃から規則正しい生活習慣を意識しましょう。