拝啓

愛し、お空のおぱんつ様

{E5B82B58-8D95-4C06-88B4-44E136B52947}


おまいさんが旅立ち
今日で1年になります。


もう1年?
まだ1年? 

んなこたぁわかりませんが
とにかく1年になりますですの。



今年の地上は
とんでもなく寒ぅな毎日でございますが


そちらは年中
春のような暖かな陽気に
包まれているのでそーか?


おかあちゃんのでぃ好きな桜も
おまいさんのようなぱまわりも
たくさん咲いているのでそーか?


 

まぁ、おまいさんは花より
青草ぼーぼーの方が
きっとずっと幸せでそーね。

なんかすみませんでした。




約9年半のモル生の中で
おまいさんがおかあちゃんにくれた
約9年という長い時間。

{D40D5540-6553-4FBC-ACBC-A292D71FC435}

なのに、いつも想い出すのは
おまいさんが床にぬっころがって
ぐっふースマイルを浮かべていた
あのお姿です。


{C88D69FD-0636-43F7-A52A-CEE5CAFAC934}
パンツ振りかざして走りまわっていた頃

{662F6AFA-7CDA-4DC8-89AB-7CC5E12B40E7}
プイプイ、キュイキュイどやかましかった頃

{D1264D16-468B-4915-9F3A-1D4D838CAB8A}
前歯(歯茎)アタックきめまくりでドヤってた頃


そんな時間たちの方が
ずっと長くて多かったはずなのに 


{B2050F92-8EF9-4BB2-B610-195F6DCED620}

床にぬっころがって
おいしいもん食べ、浮かべてた

あの笑顔が
1番に想い浮かぶのです。



お互いにとって、心身ともに
辛いことの方が圧倒的に多かった
7ヶ月でしたね。


「つらい」「しんどい」「もうだめぽ」と
吐き出してしまいそうになる度に

タフでポジなおまいさんに
にお...似合う言葉に乗せ
日々の記録を綴ってきました。



{A5BB9BC0-2D36-442D-886B-A6DBC0805F4A}

「◯◯ですん」「◯◯ですよ」
「ぐふふ」「ぐっふー」etc...
そんな風に描いていくだけで

なんだかおまいさんが
本当にそんな風に言って
笑ってくれてる気がして
おかあちゃんは
勝手に何度も救われてきました。


おかあちゃんにとって「ぱんつ語」は 
とても想い入れあるものになりました。
我ながらおまいさんのキャラには
ぴったりの口調だったと思います。
 


今こうして
記憶の中のおまいさんが
いつも笑ってくれていることに

おかあちゃんはただただ
感謝しかありません。


{DC473E25-CE6D-437A-8EFC-3D722E7DCA31}

あの頃は、何度躓いて転んでも
その度に底から這い上がってくる
おまいさんの姿を見ては
何度も錯覚を起こしました。


「この時間は永遠なのかもしれない」と。


が、まぁそれは
とんだ錯覚だったようですね、はい。


それにやっぱり
おかあちゃんみたいな奴は
「限られた時間の中」でないと 

そんな日々を大切にもできない
ありがたみにも気付けない
薄情な野郎なのです。

 

あれから1年。

おまいさんとの日々を
改めて憶い返してみました。

そしてやっぱりあの日々に、今も
おかあちゃんは


何ひとつとして後悔はありません。


もちろんおまいさんが幸せだったかなんて
それはどんだけ考えてもわかりません。

ただ
おかあちゃんがあの時にできることは
自己満ですが、全て出し尽くしました。



ネガティブ、根暗、根に持つ(嫌な奴だな、おい)
と糞の三拍子揃った
3Nのおかあちゃんには
何事においても、こんな風に
「やりきった」なんて、言い切れたことは
今まで1度もありえなかったことです。



きっとおまいさんは
「タフが故」「ポジな故」に
辛いことや苦しいことも
とてもとても多かったことでしょう。


{D87359B2-5AC2-40E0-A49A-AEE4F8BE9E46}

けれど
おまいさんがどんな時もみせてくれた
そのタフ&ポジっぷりに
いつもいつも、引っ張ってもらいました。



世間で大人と言われる歳になってからは
おまいさんとみどりを迎え
その後、闘病介護生活の末
こすけとちぇこたんをお空に送りました。
  

「あの時こうすれば良かった...」と
後悔だらけだったその日々と最期の別れに

それ以来
「もう2度と命は迎えない」と
心に決め、約10年。
つい最近までやってきました。


けど
おまいさんのおかげで

「またいつか、ずっと先になるけれど...
新しい命と暮らすのもいいかもな」と

近頃、ほんの少しだけ
想うことができるようになりました。


そんな風に想える日がきたのも
おまいさんのおかげです。



改めて、ここに感謝を伝えます。


「ぱんつ、ありがとう」



{CF0487F1-22B2-43CE-96FF-6AE47EE26D16}

いつかそちらで再会した時
あなたのその眩しすぎた生き様に恥じぬよう

おかあちゃんも立派...には
まぁ到底無理なことは自負しているので
それなりには生きていこうと思います。


さて、そろそろペンをブンっと
投げますよ。
相変わらず、長々すみませんでしたね。


{3E33402E-EF0C-4DDF-8A23-8EDEA3833593}

では、またいつか
お空で逢いましょう。
 

それまで、引き続き
ちょっとだけ、ばいばいね。


                          地上のおかあちゃんより


                                                      敬具