なんだかいろいろと忙しくしているうちに

日時ばかり過ぎて行ってしまいますが💦

 

みなさんどうお過ごしですか?

 

^_^;

 

 

日本、熱いみたいですね~🌞💦

 

 

トロントカナダもここ数日熱帯警報が出て炎

 

クーラーつけても部屋に熱がこもって

過ごしにくい毎日です(@_@)💦

 

 

そうそう、

 

ベルサイユ宮殿での馬術競技🐎の録画映像観ましたよー!!💕

 

もういろいろと大興奮です(・ω・)ノ

 

 

本当は視聴した競技中継について

いろいろと書こうと思ったのですが、

 

オリンピックのことを書き始めると

確実に原作の記事がしばらく書けなくなってしまうので(笑)

 

今回は前回書いていた、

 

『フランス革命、自分革命☆ 』シリーズ☆の続きの、

 

最後のオスカル編を書き上げてしまいます。

 

 

これまでの記事👇

 

 

 

 

ベルばらの2大キャラ☆

オスカルとアンドレが、

 

フランス革命フランスに参加する前に、

 

先に実は「自分革命」を成し遂げていて、

 

その土台あっての実際の革命への流れだったんじゃないか?

 

といったお話だったのですが、

 

 

今回はオスカルです☆

 

 

オスカルのベルばら原作赤薔薇での名シーンはいろいろと思い浮かびますが、

 

【ベルサイユのばら 英語版 4巻】

 

このベルばら英語版の表紙のようなオスカルの姿も、

かなり有名なんじゃないでしょうか?

 

オスカルはバスティーユ攻撃で白旗が上がったのを見届けて

天に召されるといったストーリー展開ですので、

 

オスカル=フランス革命に命を散らした赤薔薇

 

といっても過言ではないかも。

 

 

なのでベルば赤薔薇らの読者の多くの中に、

 

オスカル=貴族の身分を捨てて民衆側に寝返り

フランス革命フランスの始まりで軍人としての力を発揮し

バスティーユ攻撃に貢献した人物

 

といったイメージは大きいかもしれません。

 

 

でもオスカルって、

 

外に向けた力を発揮する形で

革命の一端を担っただけじゃなくて、

 

彼女自身の内部の「自分革命」も

詳細に描かれていたような気がします。

 

 

オスカルの「自分革命」には複数のテーマがあるような印象で、

 

その複数のテーマは

別個のものとして分けられるものではないかもですが、

 

一つは、

 

当時の権力構造(絶対王政期の旧体制的システムや家父長制の中での権力構造)

から自分の意思で外に出た

 

ことがあって、

 

まあその先に貴族の身分を捨てて民衆側に寝返り

バスティーユ攻撃フランスを先導するストーリー展開になって行くわけですが、

 

それ以外に、

 

女性としての自分を心の中から自分で認めてあげて

最終的には本当の自分の姿(女性としての)で生きることができた

 

そんな「自分革命」と、

 

あとは「弱い自分」を認めてあげて「弱さの中の力」を発見して、

受け入れることができた

 

そんな「自分革命」も描かれていたかも。

 

自分の弱さを気分で認めて受け入れて、

ありのままの自分の姿でアンドレの胸に飛びこんで行ったことによって、

 

オスカルが女性としての自分を

思いっきり生きられるようになった

 

とも感じられます💕

 

 

うーん、言い方が少し難しくなってしまいましたが^_^;

 

 

オスカルは結構なエネルギーを費やして

その人生を通して「自分革命」を遂行している印象で、

 

その過程での、

 

父将軍との確執とか、

結婚についての悩みとか、

近衛隊から衛兵隊への移動とか、

 

いろいろあったんだと思います。

 

 

フランス革命フランスって、

 

それまで旧体制のシステムの中で虐げられてきた民衆が一丸となって、

民衆の力で起こして行った一大イベントって思われることが多いと思うけど、

 

貴族として誇り高く生きてきたオスカルの人生にフォーカスして見ると、

 

軍隊の中やら

父親との関係やら

 

自分の生活の場でオスカルは一人

自分らしく生きるとは?を追求しつつ奮闘していて、

 

その奮闘こそがオスカルにとっての自分革命で、

 

そういった自分のための革命がやがて

周りの人物たち(衛兵隊員やジェローデルピンク薔薇)にも影響を及ぼしていくという、

 

まあ壮大なテーマが描かれているのが

オスカルの人生だった赤薔薇

 

とも考えられます。

 

 

ちょっと哲学的な話に貼ってしまいますが📚

 

人間を政治的システムに従属させたいとき、

 

権力者がまず行うのは、

 

絶対王政で言ったら身分制度などの

人間をカテゴライズするシステム作り。

 

身分の下の物は上のものに逆らえないし、

(ベルばらで言ったら、ド・ゲメネ公爵とオスカルの確執事件とか)

 

そういった力構造に支えられた貴族の家柄を維持したり繁栄させるための

国王の許可が必要な貴族の結婚制度があったり、

(これでアンドレは散々苦しみ続けた...泣

 

軍隊もトップダウンの力関係で、

階級の上下も家柄とかなり結び付けている。

 

 

でもそういったシステムだけじゃなくて、

 

システムの中の人間の思想的な洗脳

すなわちマインドコントロールって、

 

人間の支配構造を維持するのにはマスト項目なのかも

 

と思うこの頃無気力

 

 

以前の『フランス革命、自分革命☆ 』シリーズ☆のアンドレ編でも

書いたと記憶していますが、

 

アンドレはオスカルより早く、

そういった旧体制のマインドコントロールから抜ける方向に進んでいる。

 

まあ彼は平民で、

貴族よりもがんじがらめの権力構造からは

お気楽でいられたとも考えられつつ、

 

でも同時に、貴族と平民の両方の正解に足を突っ込んでいるので、

 

いろいろと見える世界も大きかったとも思うし、

 

その分疑問も多かったんじゃないかと思います。

 

 

そう、

 

人間って「疑問」をもてるかどうかって重要な課題かも!

 

と思っていて、

 

つまりおかしいことをおかしいと感じて、疑問に思って、

問いかける能力ってものすごく重要で、

 

そういったものがないと「自分革命」って

成し遂げられないかもです。

 

 

このあたりのテーマは以前書いたように、

 

アンドレの人生の最大のテーマと言っても過言じゃないでしょう恐竜くん

 

 

アンドレがおかしいものをおかしいって

社会通念からはみ出たところで感じられるきっかけとなったのが、

 

オスカルに対する、

自分の内側から湧き出てくる恋心や愛情だったり、

性的な衝動であったり...(笑)

 

というのがまたおもしろい❤

 

 

やはり疑問って、内側から出てきたときに初めて、

力を発揮するのかも。

 

 

オスカルも結構そのプロセスを経ているかもで、

 

たぶんですが、

 

オスカルの内側にずっとあって

でもオスカルがずっと目を背けてきたもの...

 

それが、

 

「自分の弱さ」を認めること

 

だったのかなあー?

 

と思ったりします。

 

 

たぶんオスカルに「自分の弱さ」を学ばせてくれたのは、

なんとなくフェルゼンじゃないかと思っていて恐竜くん

 

オスカルは、

自分の立場に近い、

 

伯爵貴族で軍の司令官で、

いさましさ、正義感、や「強さ」「たくましさ」と兼ね備えていて

 

なおかつ本物の男性である

 

そういったフェルゼンに憧れを抱いていたんじゃないかと思うのですが、

(まあ、フェルゼン、王妃さまとの恋でメンタルぐだぐだでしたけどね~(笑))

 

その彼に恋心を抱いて、

オスカルは生まれて初めて自分の気持ちをコントロールできなくなって、

 

きっと、

 

心のコントロールができない

=誇り高き男性貴族として失格

=軍人としても失格

=弱い価値のない存在

 

って、そんな思い込み(父上のマインドコントロール?)に

支配されていたのかも…もやもや

 

 

自分自身の心のコントロールを失うなると、

 

それまでオスカルの存在意義の大部分を占めていた、

自分のアイデンティティーみたいな部分を失うことになってしまうので、

 

なんだか自己アイデンティティー総崩れ危機

みたいな感じになってしまって、

 

もう、命の危機恐竜くん💦

 

みたいになっちゃって、

 

それでフェルゼンへの恋をあきらめようと思った

 

という流れなのかしらと、

 

今妄想のまま書いておりますが^_^;

 

 

でもそこからの...

 

【ベルサイユのばら 電子版 5巻】

 

暗闇の中で一人悩み続けるオスカルの姿

だったのかなあー

 

なーんて想像してしまいます。

 

 

まあ、そんなオスカルの目をその後の展開で、

アンドレが覚ましてくれるわけですが、

 

アンドレのこの後の行動が、

 

もう一人革命!(・ω・)ノ

 

については前回の記事に書きました。

 

 

そう、

 

オスカルとアンドレって、

 

「自分革命」をお互いが影響しながら、

一緒にやって行っている印象です。

 

 

正確に言うと、

 

アンドレの方が2,3歩先に進んでいて、

 

その後にオスカルが似たような道を歩んでいる

 

みたいな?

 

 

まあ、

 

貴族と平民といった身分の差とか

男女差とかで違う部分もありますが、

 

この2人の描かれ方って

ものすごく巧妙だなあと思います。

 

 

オスカルはベルナールと出会った頃に啓蒙思想をお勉強していて

(ベルナールに影響される🐎)

 

その流れで初めて家長である父上に逆らったりして、

 

ちっさな革命フランスをやってのけていたり、

 

これまた父上の意向に反する形で

ジェローデルとの結婚話を蹴ったりしていたけど、

 

オスカルがそのあたりの革命的行動を起こしたのは、

アンドレへの愛のため(本人はそれが愛と気づいていないけど...)

 

というのが絶妙な展開です🌸

 

 

オスカルとアンドレは、

 

まあいろいろな要素もありつつも、

お互いの愛のために自分革命へ進んで行っているとも読めるので、

 

そのあたりは勝手におもしろいです(*'ω'*)

 

 

さてさて、

 

オスカルがその人生で一番超えなければいけない山、

人生の課題の一つが、

 

「自分の弱さを認める」

 

だったと想像しますが、

 

それもアンドレという信頼出来て自分をさらけ出せる

愛する人がいてくれたらできた

 

とも考えられるし、

 

「自分の弱さを認める」

=オスカルのアンドレへの愛の告白シーン

=2人が相思相愛になる

 

この展開もかなりドラマティック赤薔薇なんじゃないかと思います。

 

 

これですね~👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 7巻】

 

なんだか、

 

2人の自分革命の物語と、

恋愛の進展と、

フランス革命への歴史の動きと、

 

全部一緒に進んでいるところが、

ストーリー構成として天才的✨

 

やっぱりベルばら赤薔薇

神がかってる!

 

なーんてまた大絶賛してしまいます✨

 

 

オスカルは最終的には父親の支配からアンドレの助けで一歩出られて

(危ういところで名誉殺人されそうになったけど…魂

 

アンドレと結ばれて、

ジャルジェ家に別れを告げて、

 

パリ出動の折には、

 

女性であることと

軍人であること

 

この2つを矛盾なく自分のものとして、

 

アンドレと2人でフランス革命へと

進んでいったのでしたフランス🐎🐎

 

(*'ω'*)

 

 

いやあ...

 

壮大な物語です赤薔薇

 

 

 

まだまだ書き足りませんが、

 

自分で止めないとひたすらに無限に書いてしまうので(笑)

 

とりあえずここで一旦切ります猫しっぽ猫あたま

 

 

 

ベルばら赤薔薇

 

やっぱり神がかった作品です✨