人が溢れる台北 中山地区をベースに1泊だけ基隆へ。台北からバスで30分ほどの港町 基隆(きーるん)。バスを降りた途端にのんびりした空気を感じました。美味しいごはんに出会えるほどよい田舎町。1泊では知り尽くせない魅力のある町でした。ここでたまたま食べたこの時期だけのたけのこのサラダが絶品。これを食べられただけでもここに来てよかったと思うほどでした。中華航空を利用。
台北市からバスに乗り約30分。バスを降りると港町らしい潮の香と台北とは違ったゆるやかな空気を感じます。
バスを降りて徒歩5分ほどにあるビジターセンターで日本語版の地図をもらいます。散歩コースや簡単な観光案内も記載されていたので、下調べをして行かなかったので大変重宝しました。
1934年に日本人が建設した正濱漁港。漁港としてあまり使われなったので基隆市が観光名所としてカラフルに色付けしたそうです。カラーハウスには店舗があり、その一軒の「定置漁場三代目」に入店。名前からして海鮮料理と思ったらラーメン屋さんでした。
基隆では有名な菓子店「連珍糕餅店」。タロイモを使った芋泥球(タロイモボール)が有名。地元のお客さんが途切れることがない人気店のようです。「連珍糕餅店」の並びで見つけた「美味香肉脯痁」で大好きな猪肉乾を購入。甘辛い豚の干し肉。日本に持ち込めないので台湾へ行くと現地で食べます。
日が暮れると提灯に灯がともり美しくなるみたいですが、雨が降ってきたので早々に近くの仁愛市場に移動。
1階は庶民の台所。野菜・魚・肉がちょっぴり生々しく売られています。2階は飲食店街。他には床屋さんや美容院もある不思議な空間。おもしろい。
仁愛市場の2階は安くて美味しい飲食店街。洪佳豆花の冷たい豆花でホッと一息つき。お姉さんたちが素早くアンを皮に包みこんでいる林家三鮮水餃で水餃子?肉にコクと甘味があって美味しい。
朝食も仁愛市場で海鮮粥面疙瘩の皮蛋痩肉粥。丁寧に取られた出汁(らしい)に白米を入れ煮込みます。このスープがスッキリしているのにコクがあって美味しい。皮蛋(ピータン)もトロリとしていてお粥にピッタリ。台湾のピータンはどこで食べても本当に美味しい。
宿泊しているホテルのスタッフさんに教えてもらった安くて美味しい海鮮料理店。店先にある海鮮を選びグラムでオーダーします。大ぶりなハマグリもイカもアサリもとっても美味しかったのだけど、たまたま見かけたたけのこ(緑竹筍)のサラダ。一口食べると予想を良い意味で裏切られる右斜め上を行く美味しさ。日本のたけのこのような味ではなく甘くて香りがよくてエグみも全くなくフルーツみたい。台湾の甘いサラッとしたドレッシングでいただきます。旬は7、8月。これを食べにもう一度基隆に行きたい。
基隆駅前の店。いつ見ても大行列。行列が途切れることがありません。何だかわからないけど気になって並んでみました。「5種ーー對應(5種類一つずつ)」とスマホを表示してオーダー。三角餅は葱の入った硬めのフォカッチャのような感じ。他のは揚げ饅頭のよう。これまた美味しい。基隆はB級グルメの宝庫です。
山の中腹に見えるKEELUNGサインを見に行きます。基隆駅近くのこの道から。
坂道をのぼり20分ほど。暑い時期にはかなり大変。ビジターセンターでタクシーで行く方法を訪ねたら『道が狭くて車は通れない。』と言われたけど着いたら車が何台も停まっていたのでタクシーでも可能かもしれません。サインボードから基隆の街が一望できます。
基隆地標(キールンサイン)のすぐ近くにある廃校になった小学校を再利用した書店。世界で一番美しい書店と言われています。3階建てで1階と2階それぞれ違ったカフェがありゆっくり過ごすことができました。2階は学校の椅子を使ったカフェ「京盛宇」。お茶屋さんらしく丁寧に美味しいお茶を入れてくれます。ガラスのタンブラーは持ち帰れます。
湾に面しているので景色の良いホテル。きちんとした対応でが心地良いホテルでした。日本語ができるスタッフさんがいたので安心。6階にはプール・スパがあり自由に利用できます。エバー航空の系列ホテル。
部屋からの眺め。正面に基隆地標(キールンサイン)が見え、その横に太平青鳥が見えます。港町らしい夜景。
老舗の台湾料理店「梅子餐庁」と言えば台南擔仔麵(タンツーメン)。45年前初めて食べて感動。その頃は店内に台南擔仔麵を作る専用屋台があり何度かお代わりしたものです。今はもう屋台はないものカウンターの上に台南擔仔麵と書かれた提灯がありました。安定の美味しさ。スタッフさんの気さくで気の利いた対応。たけのこサラダをここで食べた話を聞いたので行ってみましたが扱ってないとのことでした。全てに大満足。でも、会計時請求された金額が大幅に高い。忙しいお店なので支払い時は確認をした方がよいかと。
朝お散歩をしていたら後ろから声を掛けられた。『朝食やさんを探しているの?』『ここを曲がったところに日本語の上手な奥さんの店があるから』って、日本語の上手な女性が教えてくれた。行ってみると「世界豆漿大王」。日本人観光客に人気のお店。前回見かけて食べたかった玉米蛋餅のチーズ入り。
北京ダックが有名な老舗。こちらでバリ島から来た弟と地元から来た友人と合流。中華料理は人数が多い方が色々食べられて楽しい。ここは北京ダックがお安いです。
たけのこサラダが鼎泰豊にあると聞いて行ってみました。オープンの20分前頃から鼎泰豊のある地下2階へ続く外階段のある入口付近が混み始め、オープンと同時に皆さん駆け下りていきます。その熾烈さに私だけだと簡単には入れない店かも。店内はかなり広いようでどうにか一巡目に入店できましたが、二巡目になるとかなり待つようです。期待していたたけのこサラダはあったもの基隆で食べたものとは微妙に違う気がします。小籠包・チャーハンなどは流石の美味しさでした。
大好きな台湾ヌガーはミルク味のソフトキャラメルにナッツが入ったもの。ロイヤルニッコーのオリジナルが食べたくて、3年半待ってやっと食べられました。今回はロイヤルニッコーのものとパッケージが美しいオークラホテルのを購入。写真1はオークラホテルのヌガー。写真2はオークラホテルのマカダミアナッツ入り。マカダミアナッツは控えめで上品なお味。写真3はロイヤルニッコーのもの。大きなマカダミアナッツがゴロと入った食べ応えがあるもの。
台北の中心地 中山駅から徒歩7分ほどの雑多な街並みの中にあるコンパクトなホテル。新しいだけに清潔。日本語ができるスタッフさんもいます。ホテルの周辺は飲食店やコンビニが並び便利なのだけど賑やか過ぎてイマイチ落ち着かない。リーゾナブルなホテルとして選んだのだけど円安での換算なのでコスパが悪い気がします。バスルームは広くバスタブは大きく、ナノバブル?なのが気持ち良かったです。
好きなホテルなのにホテル探しをしている時にどうやっても予約サイトが出てこなかったので気になって現地へ行ってみると再建中。東京のパレスホテルと提携し2028 年に「アンバサダーパレスホテル台北」として開業予定だそう。新しくなるホテルが楽しみでもあるけれど懐かしい建物が無くなったのはちょっぴり寂しいものです。
45年前に行ったイメージがよくなかったので、今まで避けていた龍山寺。45年前は蛇が店先にダラリとぶら下がる飲食店が連なる道を通りお寺まで行きました。さすがに今は賑やかになりそんな店も見かけないながらもやはり独特の雰囲気が漂う場所でした。3枚目の写真の「華西街観光夜市」。この夜市、かなり雰囲気のある場所らしく、蛇が生きたまま並べられていたり、なぞの扉があるようで奥まるにつれ女性一人では行かない方がいい場所のようです。主人と一緒だったので踏み入れてみればよかった。
台湾らしい雰囲気を味わえる朝市。地元の方が多く賑やか。行くと駅から一番近い店でふかしトウモロコシを買い、朝ごはん代わりに食べます。日本ではもう食べられなくなった甘味のないモチモチのトウモロコシなので朝ごはんにピッタリ。
桃園空港から那覇空港に戻るのは朝8:05。台北からMRTで行くには間に合わない。中華航空利用者の半額キャンペーンで空港至近のノボテルホテルに宿泊。空港からシャトルバスが出ています。ターミナル内のカプセルホテル以外ではおそらく一番近いホテル。滑走路が見える部屋。目の前で飛び立つ飛行機や移動する飛行機が見えます。早朝出発の人のためにロビーにパンとコーヒーが用意されているのも嬉しいところです。
ノボテルホテルへのシャトルバス乗り場は桃園空港第2ターミナルの裏手の7番バス停。
初めての桃園空港。このラウンジのサービスがよいと思っていたら以前はステイタスの高い人用のラウンジだったそうです。こちらでおなかいっぱいにして機内食を食べなくてもいいかもしれません。もしくは軽めの機内食を事前にリクエストしておいた方がいいかと。
那覇空港を飛び立ち、宮古島、石垣島を眼下に見ながら台北へ。1時間ちょっとのフライトなので慌ただしく機内食をいただきます。スリッパはありません。写真3枚目は基隆。
帰路は慶良間諸島がよく見えました。手前は渡嘉敷島、奥は座間味島です。
この空港を利用する全ての航空会社の共用のラウンジ。見たことがない沖縄のお菓子が並んでいたので食べまくります。
旅のきっかけ
那覇から台北へのフライトは東京へ行くより短く、行きは1時間半帰りは1時間と気軽に行かれる台湾。そのため、沖縄では台湾へ頻繁に行く人も多く話を聞いているうちに行きたくなり3年半ぶりに行ってみました。
2023年08月(6日間)人数2人 (1 男性 1 女性 )