この頃、ずっと思っていたことを書こう


最近結婚した末っ子の旦那さん


もちろん、東京で出会った二人だが


旦那さんの故郷は実は九州にある


旦那さんは九州の大学を出て、しばらくは九州で仕事をしていたが

そのあと、東京の会社を受けて、30歳の時に、職場がある東京にやってきた



そして、その会社にも慣れてきた頃

末っ子と会ったという


そういう人って、やはり思いのほか、沢山、若者とても沢山いる



実は息子のお嫁さんも大阪出身の女性なのだ


お嫁さんに私は時々言う、故郷で結婚できなくしてごめんなさいね、と


でも、お嫁さんはいつま、とても気丈な人で、いいえ、

東京に出てきたのは私自身ですからと


その時、激しくお父さんに反対されてしまったというが

東京人の息子と結婚する時も、やはりお父さんから反対されたそうなのだ


当たり前だよね

大切な娘を遠くの東京なんかに嫁に出したい親など、いやしない、もの


話は、末っ子の旦那さんに戻ろう


この前、都内の末っ子の新居に、夫と一緒に招かれたの


色んな話をして

その時に、末っ子の旦那さんも一緒いて


突然、ポツリと旦那さんが言った言葉に、私は心刺されたの


お二人を見ていると、お元気そうで羨ましいな、と、

実はわたし、そう思っているのです、と言われる


旦那さんのお母さんが、糖尿病の持病を持っており

お父さんはお元気なのだが

2人きりで、頑張って九州に住んでおられるというのだ


ああ、彼もまた、仕事を求めて故郷から離れてやってきた

上京組の若者なのだと


旦那さんの兄弟も、東京付近にいられるらしく


でも、それでも、親御さんは子供の自立と幸せを願って

帰ってこなくて良いと、言っているのだとか


ここにいると、地方から東京に根づいている人々の姿を

時々、見かける


故郷の親を思い、故郷の自然を懐かしみながら

それでも、生きていくため、職を求めて

上京してから人たち


私も、その気持ちが、痛いほどわかっているので


でも、やっぱり、人って生きていかなくちゃいけないし

頑張って自分で食べて生きて、そして幸せになりたいと願って

この大都会にやってくる


田舎で職を得て、生きていくには、なかなか大変なのだろう


出来るだけ、きちんとした会社の正社員になろうとしたら

やはり、選択肢の多い東京に来ることになってしまうのも

よくわかる


真ん中の長女だけは、隣の市に住む旦那さんと

幸せなことに縁があり

2人の実家が近いので、それはとても、ラッキーな事かもしれないと

思ったりしている


一つの場所に生涯住める人もいれば


図らずも、東京に出てしまわなくてはならない人もいるし


または、私みたいに夫は全国転勤で、定年前は上海に3年も赴任しなくては

鳴らなかった


夫にとって、転勤のない社会は考えられなかったそうだ


まあ、製薬会社のMRの現場にいて、東京に来たのだから

東京で、終われるほど、会社は優しくないので

最後のトドメは、中国の上海赴任となったそうな


ある人にとっては、当たり前のことたけれど

ある人にとっては、奇跡のような幸せな事である


そんな理不尽は社会の常というものだろう


でも、一生、人は、一人一人それぞれの

思いを持ちながら生きているんだな


もしも、末っ子の旦那さんが九州に帰るといえば

娘さえ良ければ、親にそれを止める権利はないし


結婚したら、当たり前のことだけどもはや、別の家庭の奥さんだ

と言うことを、忘れちゃいけない、子供の幸せを願うのが

親の勤めでないかと思う

この頃の私


子の幸せが、親の一番の幸せだと感じるこのごろ


そうして私自身も、しっかりと自立して目標をもって

いきなきゃダメだと、弱い私を叱咤激励していたりするのだ、