全て、大切なんだ









人知れず 辛いめにあって

無くした涙を捕まえて

ひたすらに泣いてしまった 夜。


幼い時、母さんが買ってきてくれた

ショートケーキを

わたしが ぐちゃぐちゃ にしてしまった。

哀しくて ふがいないわたしを

あの時の母さんは静かに、

わたしだけに体を寄せて、

そっと 抱きしめた。


失う事や恐怖心に勝つ事は

きっと、一生出来やしない。

なのに、なのに、

誰かを救いたくなってしまう 明け方。

自分の事で精一杯なのに

人知れず、そんな事を考えてしまうんだよな。


こんなわたしを見て、誰かが笑ったとしても

たった一人の大切な人がもし笑ったとしても

そんなわたしを自分が笑わないで

抱きしめて 理解して 納得は出来なくても

そんなふうに 優しく出来たのなら

きっと、きっと、いや、絶対に

問題はないのだと 信じていたいんです。










~中原はぐ~









    

~はぐの言葉~


「宝物は、全て。」


この世界で孤独で、ほんとうに孤独で

辛くなってしまっても

あなたは全くもって、不幸者ではない。

ひとりぼっち と思ってしまって

仕方のない日も

あなたを想う人は必ずいるのだと

わたしは伝えていきたい。


詩のテーマですクローバー














今後ともよろしゅうですピンク薔薇