梶竜臣「こいつ絶対なめてる、警察なめてる。俺は決めたぞ、俺は絶対こいつ殴る」
と言って机を叩いた
奈良史郎「ちょっと静かにしてください」
竜臣「しかしだな、こいつこんなにカメラチェックして…」
誘拐の犯行時、犯人は全てのカメラを見ているのが見てわかった
竜臣「カメラ意識しやがって…またカメラ目線」
竜臣がイライラして爆発寸前なのがわかり
史郎「現場行きましょう」
竜臣「なんだわかってんじゃねぇか、現場百辺って言うしな」
竜臣の機嫌が直る。が、史郎はこの後どうするか悩んでいた。竜臣は現場荒らしと言う異名があり、現場は全て出禁となっていた。史郎はなかなか良い案が浮かばず、気がつけば現場のすぐそばまで来てしまっていた
八木陽香(やぎはるか)「わたし達は全員あの男に誘拐されたの、みんなあなたと同じで明るい道で人通りが多くて油断してた」
と言われ自分もそうだと実感した。駅までの短い距離、繁華街で人通りが多い、こんなところで事件になるなんて思っても見なかった。これが油断なのだと
陽香「10人」
と言ったところでうつむく。陽香は10人と言うがここには自分(小日向萌絵奈)を含め8人しかいない。萌絵奈はチラッと周りを見るが全員がうつむいている。重い空気が部屋を支配していった
つづく