岡田正は途方に暮れていた。失踪している女子高生を探すはずが、後輩で相棒の成田国政が居なくなってしまった。正は女子高生より国政を探すことになった
正「ちくしょう、どこ行ったんだ。見つけたらぶん殴ってやるからな」
と強がっているが、ホントは心底参っていた。街中をふらふらさ迷っていると
「お困りでしょうか?よろしければどうぞ」
と言う女性の声に振り返る。そこには小さなテーブルを置いて微笑む女性がいた
正「易者か」
「嫌ですわ、占い師ですよ」
と微笑んだまま言い返す
正「どっちも同じだろ」
「気持ちの持ちようですね」
正「まあな」
「あなた人を探していますね」
と言い当てられたが、たまたまだろと気にしない
「警察…刑事ですか」
と言われドキッとする
「いきなり居なくなった…神隠し…」
正は気にしないで通りすぎるはずが、いつの間にか女性の前に座っていた
つづく