シアラ「フフフ、ハァハハハハハハー」
シアラはそんな未菜実を見て満足そうに井戸から離れる
シアラ「さて、次はどーしてやろうか?」
井戸をチラッと見た
ズーは警戒しながらショッピングモールに入り、少し距離をとって未菜実を見ていた。未菜実にすぐに近づきたかったが、今はシアラが見ているので近づくことが出来ない
ズー「あっ」
大きく声を出しそうになり、あわてて口をおさえる。ズーのわきを保と女の子が通りすぎて行った。女の子は保に寄り添うように、2人笑顔で手をつないでいた。ズーが振り返り保を目で追う。保達はレストラン街の方に向かっている
ズーは1度上を見る。シアラの視線がなくなる。ズーは未菜実に向かって人をかき分ける。未菜実の腕を引っ張りショッピングモールを出た。未菜実はまるで魂が抜けたようになっていたので騒がれることはなかった。ズーは駐車場の端に向かう
ズー「ここでいいか」
ズーは駐車場の端に地面に四角を書く。そこに未菜実を寝かせる。警備員が近づいて来る。警備員はズーと未菜実に気づかず通りすぎて行った
ズー「とりあえずこれでシアラに見つからないだろう。さて、これからどーするかだ」
ズーは脱け殻になった未菜実を見下ろしていた
つづく