ふたり~オリンピックの章~4話目 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

あ~やんのどりーむぱーてぃー

わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

楓は夜監督に呼ばれた。部屋に入るとコーチもいた

監督「君を出して欲しいと言う声があってね」

たぶん凛だ

監督「そこでだ、単刀直入に聞く。出るか?」

楓は迷いなく

楓「出たいです」

監督「出る限り結果をださなければならない」

楓「はい」

監督「ダメでしたじゃだめなんだぞ」

楓「はい、結果を出してみせます」

楓は力強く答えた。監督は厳しい表情から笑顔になり


監督「それじゃ任せたぞ、アンカー」

楓「はい」



目が覚めると将はベッドに寝ていた。腕に点滴が刺さっている。ということはここは病院だろうと将は思った

病室のドアが開く

仙石「よ、やっと目を覚ましたか」

仙石が近く

仙石「気分はどうだ?」

将「身体中が痛いです」

仙石「だろうな、まったくムチャしやがって」

将「俺、ちゃんと走ってたんすか?」

仙石「覚えてないのか?」

将は宙追いかけていたことしか覚えていない。ただ宙はもうこの世に存在しない

将「はい、途中までまでは覚えてるんですけど」

仙石「まったく、お前はちゃんと走り抜いた」

完走はできたんだ。将はそれだけで満足だった。最初にコケてあんだけ離されたんだからたいした順位だろうし

仙石「ほんと驚いたよ。俺はリタイアするって思ってたからな、まさか優勝するなんて」

将「優勝?誰がすか?」

仙石「お前以外だれがいる」

将「俺が?」

ただがむしゃらに宙を追ってただけなのに?

仙石「まったく信じられんやつだ。それとな、お前オリンピックの強化選手に選ばれたぞ」

将「俺が?オリンピック?」

仙石「本来合宿があるんだが、お前はしばらく入院だ。しっかり休めよ」

オリンピックか・・・宙、これでツール・ド・フランスに近づけたかな・・・



1週間後

楓は朝早く目が覚めた。今日は大学女子駅伝がある。凛はエース区間を楓はアンカーを走る。不思議と頭はスッキリしている

凛「おはよ」

楓「おはよ」

凛「調子はどう?」

楓はニッコリ微笑み

楓「バッチリ」

ブイサインをする

凛「いい、あたしがトップなる。だから楓もトップで帰ってきて」

楓「わかった」

楓の顔には自信が満ちていた



ふたり~オリンピックの章~4話目終わり