インディージョーンズ部二回目 | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

無理やりだがインディージョーンズ部なるクラブに入部したわたし。部屋の中にはわたしの他に自称副部長の七瀬三久さんにずっと寝ている女子生徒しかいない


わたし「これで全員ですか?」

三久「いや、まだいるよ」

わたしの学校はクラブに入ることを必修としているため、同好会ではダメなのだが

三久「あと1人」

わたし「あと1人なんですか?」

これで4人、これでは同好会でクラブにはならない。クラブの条件は部員5人以上、顧問の先生がいること


わたし「ここって同好会なんですか?」

三久「ふふふふふ、正式なクラブなのだよ。しかも、歴史は古く50年ほど…」

わたし「嘘ですよね」

三久「うそだよ~ん」

わたし「辞めさせてもらいます」

わたしが教室を出ようとすると、三久は入り口で土下座して

三久「すみませんでした。どうかどうか、もう一度考えていただけないかと」

わたし「先輩、プライドはないんですか?」

三久「ない」

あっさり答えた

わたし「わたしは正式なちゃんとしたクラブに入りたいんです」

三久「ここはちゃんとしたクラブだ。なんせ顧問は校長先生だ」

わたし「嘘ですよね」

三久「よくわかったな」

わたし「先輩、さよなら」

三久「ちょっと待って」

三久はわたしの腕を掴んだまま

三久「依子(いこ)さん依子さん」

どーやら、寝ている女子生徒を呼んでいるようだ。が、起きる気配はない

三久「おはよう、音音(ねおん)くん」

すると、依子はすごい勢いで起き上がり

依子「音音さん?」

依子がキョロキョロする。そして、ゆっくり立ち上がりわたしたちのところにやって来て

依子「三久さん?あたしの貴重な時間をどーしてくれるのかな?」

依子は三久の頭を掴む。わたしは依子を見て、デカイと思った。わたしは170あるがそのわたしが見上げる。三久は顔をしかめながら

三久「こちら、新入部員の高槻彩さん」

依子はわたしを頭から足までなめるように見て

依子「ふん」

ふん?

三久「こちら、3年生の河合依子(かわいいこ)さん」

依子は明らかにわたしの入部に興味なさそうだった。そのとき

音音「すみません、退いてくださいませんか?」

下のほうからかわいい声がする。声のする方を見ると、かわいい女の子が立っていた

依子「退いて」

わたしと三久は依子に退かされて音音に抱きつく

依子「今日もかわいーーーーいね」

音音「すみません席につきたいのですが」

依子「席に行こうね」

依子は音音を抱き上げ席までいく

三久「えっと、今来たのがあなたと同じ1年の豪徳寺音音(ごうとくじねおん)ね」

わたし「これで全員ですか?」

三久「まだ、いっぱい…」

わたし「居ないんですね」

三久「ちょっと待って、居る。居ることは居るけど…」

わたし「なんなんです?」

三久「あんまり紹介したくない」

三久は顔を反らす。紹介したくない、そんなにヤバいの?

三久「ってか紹介できん」

わたし「えっ?」

三久「出て来んのだ1回も」

わたし「空想とかじゃないですよね?」

三久「実在する…たぶん」

わたし「たぶん?」

三久「実はさ、私名前も知らんのだ」

わたし「なんで知らないんですか?副部長でしょ」

三久「依子さん部長は?」

依子「帰った」

三久「だそうだ」

ってことは部長が幽霊部員ってこと?

三久「ってことでここは正式なクラブなのだよ」

わたし「顧問は?」

三久「校長」

わたし「マジだったんですか?」

三久「マジです」

ということで、わたしはこの謎のインディージョーンズ部に入部することになってしまった




インディージョーンズ部二回目終わり