ゆゆゆ第2話手のひら② | あ~やんのどりーむぱーてぃー

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わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

パニック。夕貴の知らないところでいろんなことが起きている。今日はかったるいので学校は休むことにする。朝からLINEがひっきりなしにくるがそれも無視、今日はなにも考えず1日中寝ると決める・・・が

母「なにしてるの?」

母が寝室に入って来た

母「大学は?具合でも悪いの?」

矢継ぎ早に質問がくる。夕貴はいきなりだったので頭の中は真っ白だった

夕貴「えっと…」

夕貴は上半身を起こす

母「具合は悪くないようね」

夕貴「うん、まあ」

母「よし、気分転換に買い物行こ。そうだ、今度のお見合いに着てく服見に行こう」

夕貴「あのさ」

母「いや、やっぱり振り袖かな?時間がないからレンタルになるけど」

夕貴「お母さん」

夕貴は声を張り上げる

母「なに?」

夕貴「私お見合いする気ないから」

母「あら、なんで?」

夕貴「もう会ったから」

母「誰に?」

夕貴「結城勇気さん、お隣さんでしょ?」

母「バレちゃったか」

母はまったく悪ぶれることはなく、おどけた感じで言う

夕貴「全部聞きました」

昨夜勇気からすべてを聞いていた。まさか、合コンまでが仕組まれていたとは思わなかった。友達まで巻き込んで恐るべしである。夕貴は母を睨む

母「ほら、夕貴なかなか彼氏できないでしょ?」

大きなお世話だ

母「お母さん心配になっちゃって」

私ってそんなに?

夕貴「だからって…」

母「それでどう?」

夕貴「どうって…」

母「いい男でしょ?しかも、あの若さで助教授」

助教授?講師じゃなかったの?

母「けっこういいと思うんだけどなぁ」

夕貴「そんなに良ければお母さんが結婚すれば」

母「ほら、お母さんまだお父さんとラブラブだから」

確かに、出張の度について行くほど信じられないくらいである

夕貴「とにかく、私はまだ結婚なんて考えられないから」

母「あら、それはいいの。結婚なんてその時の流れですれば」

夕貴「結婚させたいからお見合いするんじゃ」

母「んーとね、私お見合いに興味があってね。ほら、このあとは若い2人でなんてあるでしょ?あれ、ほんとに言うのか知りたいのよ」

あきれた。たったそれだけでお見合いを…

母はいわゆるお嬢様で、このマンションも母の実家のものだし。そんな母は大恋愛のすえ、お父さんと結婚。欠け落ちまでしたらしい。私が産まれて和解したと聞いた。ゆえに世間一般とは思考が少しズレている。しかも天然だし

夕貴「とにかくお見合いはしません」

母「えぇーー」

夕貴「それに向こうもする気はないみたいだし」

母「う~ん、それじゃ仕方ないか」

夕貴「そういうこと」

母「それじゃみんな一緒にお食事しましょ」

夕貴「なんでそーなるの?」

母「はい、決まり。それじゃお洋服買いに行きましょ」

夕貴は結局は母に勝てず渋々承諾してしまった



ゆゆゆ第2話手のひら②終わり