交換ノート・9ページ目~明るい未来~ | あ~やんのどりーむぱーてぃー

あ~やんのどりーむぱーてぃー

わたしの見た夢を皆さんに紹介しています。どうぞ暇潰しに見てやってください(笑)

ノートに書いて

きゃーっ

心の中で悲鳴をあげた

自分の中で盛り上がって

つい書いてしまったのだ

わたしは上目遣いでちらっと的場くんを見る

的場くんは表情を変えず

返事を書いている

わたしは胸が爆発してしまうのではというほど

大きく

そして速く

ドキドキする

目がまわる

もう

逃げ出したい気分だった

ノートがわたしの方に戻ってくる

そこには

的場『ごめん』

とだけ書かれていた

わたしは目の前が真っ暗になった

そして

いつの間にか勉強は終わり

的場くんの姿がなくなっていた

わたしは立ち上がる気力すらなくなっていた

美子がニコニコしながらこちらに来る

美子「どうだった?」

わたしは美子の顔を見上げる

すると

大粒の涙が流れてきた

美子は無言でわたしを抱きしめてくれた

わたしは美子の胸で声を殺して泣いた

わたしは美子と図書館を出て

マックへ

美子「あーや、男はアイツだけではないで、星の数おんねん。アイツよりいい男一緒につかまえようや」

わたし「それはちょっと…」

美子「なに弱気になってんねん。恋は押して押してやで。強気でないといい恋はできん」

わたしはこの言葉がひっかかった

そうだ

強気

1度だけじゃん

フラれたのって

訳も聞いてないし

訳もなくフラれるって納得いかない

よし

わたし「みーこ、ありがとう」

美子「お、おう」

わたしが立ち上がると

美子「次探しに行くんか?」

わたしは首を振る

わたし「わたしがんばる」

美子「お、おう。がんばってな」

わたしは美子をマックに置いて

的場くんのあとを追った

…………って

的場くんのうち知らないじゃん

まぁいいや

明日

訳を聞こう



交換ノート・9ページ目~明るい未来~終わり



交換ノート・10ページ目~真実~に続く