こんばんは☆彡
利田喜子です
家事に子育てにおつかれさまでした
移動のお供はこの本。
アドラー心理学の本を沢山出されている
岩井俊憲先生の
『娘が理解できません』
結構前から手元にあったのですが、
読むのに勇気がいりなかなか開けず、最近読み始めました。
読むのがためらわれた理由は、母に対する感情が蘇り葛藤が起こったら
苦しくなるのではないかと怖かったから。
なのですが、まだ途中ですが読みはじめてよかったなと、
もう感じています
私は、中学1年生から22才まで約10年間、
離人症という解離性障害でした。
当時は、自分が心の病だとは知りませんでした。
病気に気づいたのは、身体がサインを出してくれたからでしたが、
娘の心の病を母は受け入れてくれませんでした。
私は、自分が病気になったのは自分のせいだと思い、
ずっと自分を責めてきて、今も責め続けていたんだとこの本を読んで気づきました。
本には、
『うつになるのは意志をもった行動ではないから、病理にまで目的があるとは言わない』
と書かれています。
中学の時の自分が、もう生きていたくないから、病気になることを選んだのかなって今まで思っていたんです。
私が離人症になったのは、ストレスが原因で、両親の不仲と祖母の否定の言葉が大きく影響していました。
誰にも愛されていない自分。
居なくても誰も困らない。
そう思い悩むうち、感情は麻痺し自分の周りにモヤがかかった状態になりました。
今振り返れば
母も祖母に満足な愛を与えて貰えず育ち、そんな祖母の様にならないよう、
一生懸命子育てしてくれていました。
ただ、私の欲しかった愛情(気持ちを聴く事や、言葉をかける事)はほとんど無く
コミュニケーションはとっていた記憶はありません。
私にとっては、子供時代の記憶は辛いものばかり。
離人症の間のこと、病気が治る時の臨死体験で感じた恐怖はトラウマになっています
母の頑張りが理解できるから、母を責めたい気持ちを抑え、
その怒りを自分に向けてきたのですが。。
病気が治った直後、記憶障害で1番辛い時に、
私を拒絶した母。
存在を全否定されたようなショックと怒りは、今も思い出す事ができます。
あれから母の考えも色々変わり、
孫にも優しくしてくれて、いい関係になっているけど、
どうしても許せない思い出なんですね。
きっと母に直接伝えていたら違っただろうと思うのですが、
封じ込まれた怒りは、自分の中にあるな~と感じます
大好きな人だからこそ、許せないことが辛い。
母も同じ。
父の許せない言動を、何十年恨み続けていました。
でも、私は恨みの人生は嫌
そう思うからこそ自分を責める事で、人を責めずに生きてこれたけど、
母も私も誰も悪い訳じゃない。
もう自分を責めるのもやめて、
忘れられない嫌な思い出も、ただあるんだな~。
許せない気持ちも、無理に無くさなくてもいいんだ~という気持ちになりました。
これから、もっと年をとったら、
徐々に変わっていくのかもしれないし、
悲しい事は悲しいままで、抱きしめながらいこうかな
私の母も祖母も、母親から大切にされていないと感じて、
自分を否定しながら生きていた人達。
私もその歴史を引き継いでいたけど、
病気になったことで自己否定の思い込みに気づく事ができた。
自分の代で、負の連鎖を止めることができる。
こどもたちに勇気づけの関わりができる
それが本当に良かったと思いつつ、
勇気づけを続けていきたいなと感じます
読んで下さり、ありがとうございました★