ロンドン4日目 ストーンヘンジ | 放浪予報士Kの地球温暖化を体感するブログ

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放浪と気象予報士、どちらが本職?
世界の色々な地域を旅して、天気ネタ(むしろ旅日記?)を日々綴っていこうと思います。

この日は、ロンドンから足を伸ばして、謎多きストーンヘンジへ。
前日、バスステーションでストーンヘンジから一番近い町、エイムズブリー行きのバスチケットを購入。
ただ、世界的大遺跡であるにも関わらず、バスでの日帰り往復は不可能。そのため、帰りはソールズベリーと言う隣町まで行って、電車で帰るしかありません。

まぁ、とりあえず何とかなるだろう精神で行ってみる。
バスは順調に進み、ほぼ定刻でエイムズブリーに到着。
この町は、本当にのどかな田舎町と言う感じ。
こじんまりとしていて、可愛らしくて、来て良かったなんて思ったり。



そう思っていられるのも、今の内だけだとは知らずに…。
エイムズブリーからストーンヘンジは大体3キロくらい。これくらいだったら全然歩ける範囲だし、歩いた方が色々な物が見られるからと言う理由で、(ケチってるわけじゃないですよ!)大抵の街は歩くことにしています。

しかもこの日は快晴。ロンドンはもうかなり寒くなっていたけれど、日差しが出てれば全然平気。気持ちの良い天気の中、色づき始めた木々を見ながら、田舎道を進みます。

大体1時間くらい歩いた頃でしょうか?遥か遠くに、巨大な石が幾つも見える!!!
誰が何のために、これを作ったのか?不思議でなりません。
どんどん近づくにつれ、私のテンションも急上昇!!
あぁ、最高の瞬間だ!!


小さいけど、遠くに見えるのがストーンヘンジ


そう、この時が、この日の私のMAXの時で、そこから先は落ちて行く。。。

その時までは、人が歩ける歩道があったのですが、ストーンヘンジの敷地にかなり近づいた頃から、自動車専用道路のみになりました。
それでも気にせず、歩く。車の往来も結構ありますが、皆私を避けて通ってくれるし、ちょっと危ないけど、大丈夫だろうと。

とりあえず、入り口を探しますが、自動車専用道路しかないので、当たり前ですが、パーキングの入り口の看板しかありません。
でも、そこに行けば、入れるからとひたすら歩きます。

2時間が経ちました。今だ入り口は見えず。。。足もかなり疲れてきたし、何よりストーンヘンジからどんどん遠ざかって行く。
車の人たちは皆私を気にしてくれますが、危ないことに変わりはないし、『何だあのクレイジーな外国人は』と思われているだろうと、かなり悲観的に。
道を聞きたくても、誰も外を歩いていないし、3時間が経った頃には、もう歩けなくなってしまいました。

ここで、やっとガイドブックのデータを引っ張りだす。
ストーンヘンジへの行き方の所には、はっきりと、車で行くか、ソールズベリからのツアーで行くことと書いてあるではないですか!!

この時点で、ストーンヘンジの中に入ることを諦めました。
もし、入り口が見つかったとしても、帰りはまた、ヒッチハイクをするか、ツアーのバスに頼み込んで乗せてもらうか、歩くかの3択しかありません。

しかも、ここは、どの町からも結構離れているので、エイムズブリーに戻るにしても、ソールズベリーに行くにしても、5キロ以上はある。行くも地獄、帰るも地獄。

ヒッチハイクを試みるも、気にはしてくれるけれど、誰も止まってくれない。

もういい!ソールズベリまで歩いてやる。何時間かかるかわからないし、日も暮れてきたけど、それ以外に方法がない。ソールズベリまでは10キロ弱ありますが、歩き続ければ着かないことはない。と。


再び歩き始めてから20分ほど経った頃、1台の車が見兼ねて止まってくれました。
乗って行きなさいと。子供を迎えに行くお母さんでした。
強がってはいましたが、かなり疲れていたし、最大の見所を目前で諦めなければならなかった悔しさと、自分に対しての不甲斐なさで、恥ずかしながら大泣きしてしまいました。

皆さん、もし、ストーンヘンジに行く際は、ソールズベリから行ってくださいね。
重ねて言いますが、エイムズブリーからは行けません!!!危険です!!

そして最後に言わせてください。
ソールズベリーからロンドンへの帰りの電車のチケット、予想以上に高かったです。。。これも覚悟して下さい。