4日目 モンサンミッシェル | 放浪予報士Kの地球温暖化を体感するブログ

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放浪と気象予報士、どちらが本職?
世界の色々な地域を旅して、天気ネタ(むしろ旅日記?)を日々綴っていこうと思います。


4日目、この日は絶対に行かなければならない所へ。

それは、日本人ツアーなら必ず行くはずの場所、モンサンミッシェルです。



フランス人からすると、なぜ日本人がそんなに好きなのかわからないそう。モンサンミッシェルって何?と知らない人もいるそうで、「日本人が好きな所」と言うと、ああ!と通じる。
それほど、日本人が良く来ることで知られているんですね。

何を隠そう、車で1時間ちょっとの距離に住んでいるニコラも、観光客が多くて嫌と言う理由で、1度も中に入ったことがないと言うではないか!
私達が東京タワーに行かないのと同じですね 笑

と、言うことで、2人共、初!モンサンミッシェルです。

その前に、私達はパンを買い込み、モンサンミッシェルを遥かに望む河原にてピクニック。この日は、サンドイッチを作るため、ゆで卵やトマト、マヨネーズ、ツナ缶などを持って来て、その場で調理です。
ここは穴場らしく、人もほとんどいなくとっても静かだし、あの世界遺産を眺めながらサンドイッチを作って食べるなんてなんだかとっても贅沢!




もちろんモンサンミッシェル内にもたくさんの飲食店がありますが、お値段はかなり高め。
かの有名なオムレツ屋さんのオムレツ、高いのは知っていましたが、なんと!!40ユーロもする!!(コースだそうですが)日本円で、5000円位。コレにはニコラも唖然としていました。
まぁ、伝統的なやり方があり、このお店でしか食べられない味。そして、かなりのボリュームのようですしね。。

ちなみに、このお店は1店だけ支店があります。食べたい人は、東京の有楽町に行って下さい。いくらするかは知りません…。自己責任でお願いします。

でも、さすが、日本人が多いだけあって、どこのお店も、メニューは、フランス語、英語はもちろん、日本語も書いてあって、とっても親切です。


さて、肝心のモンサンミッシェルについて少し。
現在は修道院として知られていますが、ガイドブックによると、修道院→要塞→牢獄と色々な用途に使われていたそうです。つまり最後は牢獄だったんですね。
それが、何故こんなに有名になったかと言うと、多くの文豪がこの地を称え、ヴェルサイユ宮殿と共にフランス初の世界遺産に認定されたためだそうです。


また、ここの海は、干満の差が激しいのはご存知でしょうか?
そのため、干潮時には、砂地が露わになりますが、満潮時にはものすごいスピードで海に変わる。
干潮時に、ズッポリ砂に足が埋れて抜けなくなり、満潮時に恐ろしい速さで水がやって来る。
逃げることは困難で、この地で命を落とした人も多く、大変危険な所だそうです。
今でも、干潮時にサンドウォークをやっていますが、ガイドが居なければもちろんダメ。確かに、要塞、牢獄にはピッタリ。

修道院に入ってみても、やっぱり思っていたような華やかさはありません。必要以上の装飾は全て排除してあるように見えます。まぁ、修道院や牢獄として使われていたんですもんね。当然か…。
なので、中を観光している時感じたのは、冷たさ、怖さです。
ココは、私みたいな浮かれ者がワイワイやってくる場所ではないなと思いました。
なんだか、シャキッとしなさいと怒られたような、でも気持ちが洗われたようにも思えて、ああ、やっぱり来て良かったなと思える場所でした。









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