いつも通り残業の時間に帰ってきた旦那は、膝の上に長男を座らせ、守ってあげたい人がいると言いました。

は?守ってあげたい人?

膝の上でおとなしく座っている長男を抱きながら、守ってあげたい人がいると言う旦那に言葉を失いました。

何言ってんの?私らより守らなあかん人がいるってどういうこと?

どんどん感情的になり、もう好きにしたらいいやろ!と投げやりなことを言いました。

そう言われた旦那は、膝から息子を降ろし、コートを着て仕事用のカバンを持ち玄関に向かいました。

後ろからガシッと腕を掴み、どこ行くんさ!と怒鳴りました。

頭冷やそうかと思って。

そんなの、嘘に決まってます。

そのまま浮気相手の所に行くつもりだったのでしょう。

その時は必死で引き止め、絶対に浮気相手の所に行かせるものかと頑張ってしまいました。

その日は朝方まで話をして、翌日、浮気相手と別れてくるからという約束で仕事に行きました。

多分、浮気相手には嫁と別れてくるからと言っていたと思います。

別れてくると言った日は終電での帰宅でした。

今すぐは別れられない、時間を下さい。と彼女が言ってると言いました。

時間なんかあげれるわけないやろ!今すぐ別れて!と言っても無理だと言われました。

その時の私はどうしても旦那を浮気相手に取られたくないと思っていたので、絶対に別れるならと少しの時間をあげることにしました。