資産は不良債権となり、不良債権は資産となり。 | 人はパンのみにて生くる者に非ず 人生はジャム。バターで決まり、レヴァーのようにペイストだ。
先日、NGTが現行の2チーム(NⅢ・G)の解散及びチーム制を廃止して一本化することを発表したが、21日にその最終公演があり、所属するチームGの公演に山口真帆も出演すると云う。

運営との対立はさておき、メンバー間での確執と云う点からはNⅢのメンバーと一緒にならない限り、山口に支障はなかろう。ただ、今後、NⅢと混ざって活動するのは相当困難である。ゆえに辞めるか、移籍するかのどちらかになることが現実的対処と云うものだろう。運営会社AKSは、本音では辞めさせたいだろうが、辞めさせると活動完全正常化が遠のくからそこは避けておきたいが、さて。

AKBグループはAKB本店・NGT・HKTがAKS直営、SKE・NMB・STUがFCである。AKSと対立している以上、AKS傘下のグループに移籍したくはないだろう。ただ、特に友人メンバーも一緒にNGTを辞めるのであれば、秋元康による身分保障の確約等を得て、本店への移籍も考えられる。

山口を受け容れることで最もメリットのあるグループは、つい先日、AKSを離れて新たな運営会社の下に入ったSKEである。オーナーのJトラスト・藤澤社長は、新機軸を打ち出したがっており、透明性ある運営により安心して活動することが出来ることもその一つである。在籍中のみならず卒業後の進路確保についても意欲を見せているほどだ。そう云うわけだから、山口を受け容れることは新しいアイドル・新しいSKEと云う点から恰好のアピール材料となる。秋元康に恩を売ることが出来る点もメリットとなろう。SKEには松井珠理奈と云う特別なメンバーがいる。松井珠理奈が二人いると思えば良いわけで、現場の負担も他のグループほどのものはあるまい。

たが幾らFCとは云えども、現場にはAKS出身者が多くいる。NGTの現支配人はSTUのマネージャーを長く務め、SKEを経て、NGT支配人に就任した。したがってAKBグループではなく、ソニーミュージック主導の坂道への移籍もなくはない。坂道への移籍の場合、慣れ親しんでいるAKBとは異なり、一から歌やダンスを覚えなければならない点は非常に大変ではあるが。

それでも「なくはない」のはNGTのレコード会社がソニーミュージックだからである。加えてソニー・ミュージックエンタテインメントの社長にはこの4月から村松俊亮が就いている。村松と云えば、ストーカー被害に遭っていた橋本奈々未のボディーガード役を自ら買って出た人物で、文春被害者でもある。橋本のことを気に入っていた村松だから、山口を受け容れても不思議はない。現場と仮に対立してもその上にいる村松が守ってくれるのであれば安心である。村松には、橋本と対立した運営委員長の今野義雄を現場から外した実績がある。この安心点は、AKBグループには絶対にないものだ。