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空間デザイナー・Satokoです。 

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マンションのリノベーションに際して、

 

とにかく全ての壁や天井、床を取っ払ってしまえば、好きなように間取りをつくることが出来る・・・

 

と思ってしまいがちです。

 

「スケルトンリフォーム」「スケルトンリノベーション」という改装をご存知ですか?

 

「スケルトン」というのは「骨組」という意味。

 

建物を骨だけにしてしまい、

 

電気・水道という住まいの血管(配管)を新たに作って繋ぎ合わせ、

 

壁や天井・床などをつくって肉付けし直すという、大胆な工事のことを意味します。

 

では、マンションの場合。

 

スケルトンリフォームを目指し、全撤去してすっからかんの空洞にすることが出来るかといえば、

 

・・・

 

出来ません笑い泣き

 

出来得る限りスケルトン状態にしたとしても、すべて思い通りになるかといえば

 

そうではないのです。

 

そこにはマンション特有の「掟」が存在するからです。

 

 

 

 

マンションリフォームの掟 その1
 

掟・・・

 

それはそれでいろいろあるのですが、

 

代表的なことから。

 

木造の戸建て住宅のリノベーションに比較すれば、

 

間仕切壁(部屋と部屋の間にある壁)をとったところで構造的に弱くなることはないのですが、

 

マンションの特徴的な部分、パイプスペース(PS)は何ともなりません。

 

このスペースの中には、一番上の階から、一番下の階までつながっている「管」が縦に走っていて

 

トイレから流れる汚水や

 

浴室・キッチン・洗面室からの排水を流しています。

 

まっすぐ最下階まで続いているこれらの管を、自分の部屋内では切ることも、曲げることも許されない。

 

つまり移動が出来ないのです。

 

 

 

 

 

この家のPSは、図面上の赤い部分。

 

パイプスペースの近くに、キッチンや洗面台、トイレが在ることが分かりますよね?

 

水は勾配が無ければ流れません。

 

なるべく小さな勾配でパイプスペース内に走っている縦管に繋ぐように、それぞれが配置されているのです。

 

 

キッチンや洗面台、浴室、トイレを移動させようとして、繋がっているパイプスペースから遠ざけると、

 

勾配を大きく取る必要が出てくるのです。

 

となると、床を上げて勾配を確保しなくてはあせる

 

さて、これってどうですか?

 

出来ないことはありませんが、代償として

 

 

段差が出来る。

 

コストがかかる。

 

天井高が低くなる。

 

 

手間と時間とコストをかけてまで実行することがどうかが問われるのです真顔

 

 

 

マンションリフォームの掟 その2
 

 

パイプスペースの移動が出来ないというほかに、

 

①サッシ(外部に面する窓)の取替

 

②玄関ドアの取替や改造

 

が出来ません。

 

これらは外観に関わっているもので、共同住宅であるマンションの統一性を保つ必要があるからです。

 

また、

 

③建物の強度に関わる部分、柱や梁を削ったり、壊したりすることも出来ません。

 

躯体にビスを打つことも禁止しているマンションもあります。

 

(そういうところに、オーダー家具を取り付けるのは結構苦労します笑い泣き)

 

 

中身を空っぽにする「スケルトンリノベーション」を目指すにしても、

 

出来ないことと、出来るけどコスパが悪い・デメリットの方が大きい、

 

・・・などを理解した上で最良のプランを考えることにこそ、

 

醍醐味があるのですデレデレ

 

キラキラつづくキラキラ