夢なのか現実か2 | お腹と針といんすりんとIDDM

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1型糖尿病で気づけば33歳、3人のお姫様と幸せな生活日記。

ひとり暮らしをしていることを告げると家族を呼ぶように言われたので久々に実家に連絡を。
母親は悲鳴をあげてました。
先生が電話越しに話している5分間が自分がどういう状態なのか冷静に考えていられる時間だったのかもしれない。
幸いにも2人とも今日はオフなので来てくれると。

一旦診察室から出ることに。
ここからは会社に電話ラッシュとラインにて報告の嵐。
しばらくするとまた呼ばれたので中に入ると担架に。
点滴打ちましょうと言われビクビクしながら留置を作ってもらう。
初めてだったからどんどん病人になっていく姿がいたたまれなかった。
処置が終わると外に出され点滴を引きずりながらレントゲンを撮り持ってきてもらうものをリストアップしておく。
入院してる人がよく着てるパジャマだけは絶対に着たくなかったのでジャージを持ってきてもらうことにした。
ここからは展開が早く病室に案内され、個室ではないので同室の人達に挨拶する。
半年ぶりに会った母親はすっかり病人になってしまった格好を見て半泣きで、この状態がどれだけシュールなのかよくわかった。
なんだかんだで夕方になってしまったので手続きを終えた両親は帰ることに。

ここまで何も口にしてなかったのでかなりお腹が空いていたが、予想の通り夕飯は到底僕のお腹を満たしてくれるようなメニューではありませんでした。
炭水化物マニアな僕は平日は慌しくまともに食べなかったが休みの日に好きなだけ食べるのが日課だっただけあってかなりショックでした。
喫煙場所はないと説明はありましたが、食後の一服をしに点滴引っ張りながら敷地から1歩外れた場所へ。
看護師に丸見えだったようでこの際だから禁煙しましょうと言われてしまいました。
この時一つずつ自分の好きなモノが奪われ、立てていた人生設計が壊れていく悲しみを改めて思い知った。
この時は治ったら復活できるんだと信じていた。食生活もあまり良くなかったし、どうせ2型だろうと思い込んでいて少し反省すればすぐ良くなるであろうと思っていた。
痩せ型であることと、若いことが引っかかるくらいで、1型なんてこれっぽっちも考えてなかった。
そういえばこの日を境にびびって水分をあまり補給しなくなったのか花摘みの回数も減り意外な事に夜はぐっすり眠れた。

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