深山幽谷の草刈(石垣発見・イノシシ出現) | まさや爺さんの贈り物

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 石垣

 獣道

 竹林

この公園では、深山幽谷なのだろう。谷の上を走る道路から眺めてもどうなっているのか地形がわからなかったぐらいである。前回のブログのように、メダケと葛の蔓の下には、別世界が広がっていました。その別世界では、イノシシやアライグマなどに踏み固められた獣道があり、ところどころに棲家らしいものがある。


 昨日悪戦苦闘したメダケ(苦竹)と葛の蔓の平地は、終わり、さらに法面へと向かうところで、もっといい方法があるのではないかと、相談したところ、鋏の付いた重機が現地に行くので、それで絡まっているつたを取ることになりました。


 さらに斜面を進んでいくと、イノシシが2頭出てきたそうです。きっと大きなエンジン音を聞いて、何事かと観察しに来たのでしょう。やはりこの近くの谷底にイノシシの棲家があるようです。まるで「もののけ姫」に出てくる白いイノシシの「乙事主(おっことぬし)」が出そうな谷です。


 重機の蔦を除去した後を草刈り機で刈り取り細かく裁断します。その谷をさらに下がっていくと、段がついていました。そしてそこには、石垣が現われました。石垣は、土砂で半分くらいうずまっています。意外と小さな石の積み上げたもので、セメントなどで間隙が埋められていないので、古いものかもしれません。


 園芸土木の人も良く地形がわかり、石垣は、知らなかったそうです。いつの時代の石垣かを話していると昔一の谷の合戦で源義経と多田行綱が鵯越えに行くのか白川峠へ行くのか相談した辻「相談が辻」があってその近くを草刈したこともあります。なのでここには、平家の落ち武者がすんでいたのではないか?


 石垣は、小さな両手で抱えるほどの石がちゃんと組まれており、排水溝もあるみたいです。これが平安時代の落ち武者が組んだ石垣だとすると、800年前の石垣となる。ちょっと小ぶりですがこんな石垣を見ると600年前のインカ帝国のインカ・マンコの最後の隠れ家のマチュ・ピチュの遺跡を思い出します。


 さてこれからはこの谷をさらに刈っていくのですが、さらに下には竹林があり、メダケ(苦竹)・クズ・竹などそばに植林していた人が住んでいたことがわかりました。またドングリや栗の木なども植えられており、野生のシカやイノシシがいるのもうなずけますが、今では、増えて害獣となっているそうです。