高砂ユリ?
アレチヨイマチグサ(月見草・宵待草)
イヌホウズキ(ナス科)
草刈作業をしながら、熱中症になるのは、どんなときかを感じて来ました。 それは、疲れてきて作業を止めたくなっても、何かの都合でやらざるを得ない場合、我慢して作業を続けると熱が体にこもり、日陰に入っても体がほってっている感じになります。
一日中、野外での作業になるので、無理をしないことにしています。初めのころは、連続作業ができるかどうか心配でした。しかし自然の中の里山や棚田での草刈収集作業は、自然を相手にしているためか、思ったより辛くありません。
それは、鹿が現れたり、絶えず小鳥達の歌声が聞こえてくるからです。先日現れた野生の鹿が今日も現れたそうです。本日は草刈というより、草を集める集草作業が中心です。そんな集草作業をして、休憩をしていると足元に、真っ白い可憐な花を見つけました。
一度見たことがある花のようです。ナスの花にとてもよく似ています。名前がなかなか見つかりませんでしたが、ナスに似た花で検索して、どうもイヌホウズキのようです。この名前ホウズキに似ているが、否(いな)ホウズキという意味だそうだ。また植物でやくにたたないので、イヌとついているようで、別名バカナスとも言われています。
この草は有毒でお腹を壊すそうです。そして集草作業も済んで、仕上げのたたきも済んで、引き上げるときに、背の高い黄色い花が咲いていました。セイタカアワダチソウだとばかり思っていましたが、花が違いました。セイタカアワダチソウは、アメリカトラノオというように、トラの尻尾のような小さな花をつけますが、この花は、なぜか可憐な花をつけていました。
此花は、アレチヨイマチグサという花、みたいです。要注意外来生物に指定されているようです。宵待草は、宵に花を咲かせるからです。また月見草とも言われ、太宰治の「富嶽百景」に「富士には月見草がよく似合う」というところがあります。高校時代の記念アルバムに、これがかかれてありました。
また野村監督の「長島は、ひまわりなら俺は、月見草」と言ったそうである。この意味は、自分の中では、雄大な富士も月見草があるからこそ雄大に見える。ひまわりも月見草があるからいいので、みんな同じであり、存在価値がある。ということでは、ないかと思う。
今 セイタカアワダチソウの中に、一輪だけユリの花が咲いていた。要注意外来生物の中で咲くユリの花、実は、これも要注意外来生物に指定されている高砂ユリと思われる。今近く野山や道路際に多くの高砂ユリが咲いている。しかしここまで風で飛ぶには難しいので、鉄砲ユリかも知れない。