バードウォッチング(餌付け・・・・) | まさや爺さんの贈り物

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このブログは、家庭菜園とフォルクローレを趣味にして、つれづれなるままに、書いたボケ防止の練習ブログです。


 六甲山系を臨む

 ホシハジロ

 水鳥の池


先日、カワセミとルリビタキに餌付けをしていたので、写真を獲ることが出来ました。公園を散歩していると、三脚に望遠レンズをつけた人たちが数人何かを狙っていました。話を聞くと、カワセミを撮っているといわれています。「へぇーこんなとこにもいるんだ」とビックリしました。


 最近、イノシシのえ付け、野良猫のえ付けなどが社会問題になっています。須磨の海岸では、昼時に弁当を食べていて、上空をかなりの低空飛行で、旋回しているので、弁当が欲しいのかと、エビの天婦羅を放り投げるとうまくキャッチしていきました。


 これは、誰かが餌付けをしているからと思いました。いま野生動物に獲付けをするのは、あまりよくないことだと思っていました。でも子供の頃は、自然というより、スズメやツグミを捕まえて食べていました。そのために獲付けをしたりして捕まえたものです。


 縁側に鳥かごを出して、そこに餌さと水を入れとくとメジロやウグイスが獲れたものです。その頃は、一度に捕獲するようなことは、ありませんでした。ところが霞み網で、スズメや鶫をいっぺんに捕獲する世になり、それを生業とする人も出てきて、今度は、数が減って鳥獣保護が大切になりました。


 そのためそこ等へんの花を積んだりしても、怒るお母さん方が出てきました。今では、スズメさえ少なくなっています。昔は、スズメのお宿といわれる大きな樹木に夕方群れていた雀たちも巣を作る日本家屋もなくなってきました。子供の頃瓦屋根の下や軒下に、スズメが巣を作り、卵を見たこともありました。


 カラスや鳶の巣を見に行って、襲われて民家の乾してある布団の間に隠れたりもしました。あの頃は、なにか自然の中で生きている感じがしました。工場で天井のスズメの巣から落下したヒナを拾って育てたこともありました。


 そのとき野生のスズメは違うと思いました。カナリヤや十姉妹、キンカチョウ、などいろんな鳥と比較するとそれらの鳥たちは、人間をたよってよりなにか弱弱しさを感じたものです。しかし、スズメは、自分で餌を獲れるようになって、部屋に放し飼いにすると、自分の必要なときだけ飛んで来て、餌を獲り、水を飲みますが、他のときは、本棚の上に逃げて、こちらを観察していました。


 絶えず餌を食べには、きませんでした。そんなスズメを見て、これなら自然に返せそうと、逃がしてやると、一年後には、ヒナをつれてベランダに飛んできました。あのスズメの頬の白い斑点が、それぞれの個性で模様が違うことも知りました。ほとんど同じに見えていたスズメもみんな違うんだと思うことが出来ました。


 ですから自分も獲付けをしたことがあるので、なんともいえませんが、色々問題点は、ありそうです。獲付けによって生態系が変わるのは、問題ですが、まだ鳥達に自由が残されているのであればいいのですがそうでない場合は、大変なことになります。


 以前シジュウガラが、鳥かごに二羽勝手に入ってきたので、餌をやろうとしたのですが、全然食べません。数日後鳥かごには一羽だけで、もう一羽は、骨になっていました。今から思うと鳥かごも小さすぎたと思いますが、こんなこともあるんだとビックリしました。


 ところで今日、バードウォッチングに行くと、いつもルイビタキを獲付けしているおじいさんがいません。もちろんルイビタキもいませんでした。いつも止まる丸太と小枝もありませんた。ムクドリが枝に飛んで逃げました。池では、ホシハジロがヒナをつれて浮かんでいます。


 ネットでは、北海道で繁殖と書かれてありましたが、ここ兵庫でも繁殖している可能性があります。更にカワセミのところ行くと、誰一人いませんでした。ここでも今日は獲付けがされていませんでした。もちろんカワセミも着ていませんでした。ここでは、人間たちが観察するために獲付けをしているというよりも、鳥たちが、人間の行動(獲付け)を観察して、いるように思えます。


 ムクドリ