どうもぱちんこ特許チャンネルです。

 

 

今回は、ぱちんこ業界における広告・宣伝について。

 

 

冷静と情熱の間で揺れ動くぱちんこ業界において、この「広告・宣伝」というワードを目にする機会は多いです。

 

ただ、これは何もホール営業に限った話ではありません。

 

 

 

今日のテーマは『遊技機メーカーの広告・宣伝について』です。

 

 

 

※主にホール営業を対象とした広告・宣伝ガイドラインは、PAA(ぱちんこ広告協議会)さんのHPからご確認下さい。

 

(ページ下部に「ガイドライン」があります)

 

 

 

 

 

では本題。

 

 

 

あまりフォーカスされることのないメーカーの広告・宣伝に関するガイドラインですが、最近それ系で1つニュースになったことがありました。

 

 

それは「CM自粛終了へ」というニュース。

 

 

いくつかの情報サイトでも展開されていましたし、このニュースを目にした人も多いでしょう。

 

ただ、この記事内の以下の文章に注目した人はどれだけいるでしょうか?

 

ただし通知文書では、遊技業界を取り巻く厳しい状況を踏まえ、CMを行う際には先に制定した「遊技機製造業者の広告・宣伝に関する自主基準」を確実に遵守するよう通達

 

遊技機製造業者としての信頼を失墜させることがないよう理解を求めている。

 

・・・先に制定した?遊技機製造業者の広告・宣伝に関する自主基準?

 

この文言で検索してもおそらくヒットしないでしょう。

 

せいぜい、先に挙げたPAAのページがヒットするくらいです。

 

 

それはなぜか。

 

 

 

 

 

それは、日工組・日電協がその内容を公開していないからです。

 

当業界に限った話ではなく、組合が何かを決める場合、「密室政治」と揶揄されがち。

 

別にその過程をすべて公開するメリットも必要もないと思いますが、せめて真摯に取り組んでいる事柄に関しては、決定内容の一部だけでも公開してもっと外部にアピールすればいいのになとは思います。

 

 

何もなければ私がどうこう言うつもりもなかったのですが、少し気になることがあったので真面目に取り組んでいるメーカーのためにもこの記事を書くことにしました。

 

経緯は置いておくとして、昨年10月、日工組と日電協連名の下、遊技機メーカーの広告・宣伝に関する自主基準が制定されました。

 

------------------------------------

 

遊技機製造業者の広告・宣伝に関する自主基準

令和2年10月1日制定

日本遊技機工業組合(日工組)

日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)

 

Ⅰ.基本的な考え方

・※※※※※※※※※

・※※※※※※※※※

・製造業者は法令遵守はもとより、自主基準の遵守に努めるものとする

 

Ⅱ.広告・宣伝関係

1.※※※※※※※※※※

2.依存問題等に関する事項

3.テレビにおける広告・宣伝に関する事項

 

Ⅲ.自主基準の遵守等

・周知徹底を図り、基準の遵守に努める。

 

附則

この自主基準は、令和2年10月1日から適用するものとする

 

------------------------------------

(転載防止のため伏せ字多め、一部割愛、表現も一部変更しています)

 

 

まあ、めちゃくちゃザックリ言うとこんな内容です。

 

割愛していますが、主に「Ⅱ.広告・宣伝関係」の中で、表示内容、表示方法、留意事項(NG例)等が示されているわけです。

 

 

つまり、TVでのCM自粛解禁に際して「先に制定した自主基準を確実に遵守すること」と言われていたのは「3.テレビにおける広告・宣伝に関する事項」で定めたガイドラインを守れ、ということです。

 

 

それについては各社守って下さいとしか言うことはありません。

 

 

 

 

今回言及したいのは「2.依存問題等に関する事項」についてです。

 

 

この項では、「著しく射幸心をそそるおそれのある表現等は遊技機の広告に使用しないこととする」と明記され、NG例も示されています。

 

 

必要部分以外は伏せますが、こんな感じ。

 

・※※※※※※

・※※※※※※

・限界を謳う表現・・・「MAX」「限界」等

・基準を超える事を謳う表現・・・「突破」「破壊」等

・※※※※※※

・※※※※※※

・※※※※※※

 

まあ普通に考えたらわかりますよね。

 

 

 

それで、です。

 

今日ネットを見ていたら、新台に関するニュースを見かけました。

 

 

 

①P牙狼MAXX(サンセイ)

 

 

 

 

②パチスロ 百花繚乱 サムライガールズ(エンターライズ)

 

 

 

 

スペック等について盛り上がりを見せていますが、私が注目したのは別の部分。

 

両機種の「広告・宣伝に関する自主基準への対応」についてです。

 

 

 

①サンセイの場合

 

 

これがロゴです。

 

そのスペックを見た人はわかると思いますが、かなり尖ったスペックで、自主基準制定前の表現を使うならば「MAXタイプ」と表現されても違和感がないようにも思えます。

(現在の表現として、MAXタイプだと言っているわけではありません)

 

 

<以下、完全に勝手な推測>

 

元々はMAXを謳うことを狙っての型式名「MAX+A~Z?」だった。

 

でも、昨年の10月に自主基準が制定され「MAX」を謳えなくなった。(もっと早く言ってよ・・・)

 

とは言え、型式名を変更してもう一度通せと言われてもさすがに無理。

 

じゃあどうするか。

 

「MAXX」は「MAX」を意味しているんじゃないんだと示す必要がある。

 

・・・!

 

よし、MA(エムエー)+XX(ダブルエックス)ということにしよう!

 

でもこちらがそう思ったとしても、流通段階で「MAX」と略されるおそれがある。

 

よし、「エムエーダブルエックス」とはっきり表記することで、少なくともメーカーの立場としては「MAX」を意図したものではないという意思表示をしよう。

 

もちろん雑誌や情報サイトでもそう記載してもらうようにお願いして、と。

 

これで完璧。

 

<以上、勝手な推測終わり>

 

 

こんな感じのやり取りが行われたのかもしれません。

 

少なくともロゴ表記からは「MAXを謳った表記ではない」という意思が感じられました。(Xの大きさが違うのは捨てきれなかったジレンマの表れかあせる

 

 

 

 

 

②エンターライズの場合

 

 

 

 

・・・正気ですか?

 

・限界を謳う表現・・・「MAX」「限界」

・基準を超える事を謳う表現・・・「突破」「破壊」等

 

2つも当てはまってるんですけど。

 

 

いや、名誉毀損等に該当しないよう正確な表現をすると、「私はそれに当てはまっていると感じた」です。

 

 

文言の使用についてはいちいち組合に確認を取るわけではなく、最終的な判断は各社に任されています。

 

なので、これが別の何かを指しており、決して「有利区間の上限に達すること」や「有利区間の上限を超えること」を意図していない、と主張されるのかもしれません。

 

主張するのは自由ですからね。

 

 

あくまでも私はそう感じた、という個人の感想を述べたまでです。

 

これを見たほかの人がどう感じるかは、それぞれの主観に委ねられます。

 

 

 

 

ちなみに、三共は一度公開した動画でも表現の誤りを発見したのか、内容を修正して再アップしていました。

 

※↑の画像が丸々カットされています

 

 

 

 

もうこれ以上は言いませんが、

 

サンセイのように直接的な情報(自分発信の情報)の表現に気を遣うだけでなく、

間接的な情報(他者発信の情報)についてもわざわざ「エムエーダブルエックス」を書いてもらうなどの気を遣っている点は見習うべきだと思います。

 

今後に続くメーカーも「NG例に挙げられた文言」だけがNGでそれ以外はOKだと判断するのではなく、「自主基準を制定した趣旨」に反するかどうかで判断してくれることを願います。

 

 

 

 

今日はここまで。

 

 

それではまた。

 

 

フォローしてね… フォローしてね!