どうもぱちんこ特許チャンネルです。

 

 

 

 

唯一無二のスペック!

インパクト抜群のユニット(通称「ビート板」?)!

 

・・・と、今何かと話題沸騰中のアリア4(藤商事)。

 

 

 

今日は枠の巨大化について考えてみようと思います。

 

別に「巨大化なんてけしからん!」と言いたいわけではないので、その点は誤解のないようにお願いします。

 

 

最初から良い・悪いどちらかの先入観を持ってしまうと話が進まないので、まずはなるべくフラットな状態で事実のみを見ていきましょう。

 

 

 

 

遊技機に限った話ではありませんが、どんな変化であっても見方によって必ず効果はあります。

 

 

・特図2の変動時間を長くする→遊技者を長く楽しませることができる

・特図2の変動時間を短くする→結果を早く伝えることができる(出玉速度アップ)

 

・表示サイズを大きくする→視認性を向上させることができる

・表示サイズを小さくする→他の表示物の視認性を阻害しない

 

・メニュー階層を細分化する→遊技者の好みに合ったカスタムが可能

・メニュー階層を単純化する→遊技者の操作性を向上させることができる

 

・枠を巨大化する→表示可能領域の増加、識別力の向上、演出効果の増大が可能

・枠を単純化する→開放しやすい、ゴト防止(死角の抑制)が可能、汎用性アップ

 

 

結局のところ「物は言い様」です。

 

特許の仕事をしていると、この程度のことは日常チャーハン・・・じゃなかった、日常茶飯事で、効果のみを主張することも多々あります。(本当はデメリットもあるのに)

 

 

枠を大きくすることによって生まれる効果は必ずある。

→賛成派の人はこの点を援用して、己の意見の正当性を主張します。

 

枠を大きくすることによって生まれる弊害も必ずある。

→反対派の人はこの点を援用して、己の意見の正当性を主張します。

 

 

何を信じるかによって賛成派・反対派に分かれますし、昨日まで賛成だったけど今日は反対(またはその逆)なんてこともあるでしょう。

 

 

…だから正直どっちでもいいです爆  笑

 

 

 

ここまでは、どの立場の人(ホール関係者、ユーザー)に対しても当てはまることを言いました。

 

 

ここからが本題。

 

 

今日私が話したいのは、メーカーの人間(開発者)に対する問題提起です。

「それを搭載することによって会社に利益をもたらす」との確証を得た上でやっているか。

 

私が問いたいのはこの一点のみです。

 

 

もちろん話題性なども判断基準の1つではありますが、結局のところ「会社の利益」に帰結するかどうか。

 

話題にはなったけど会社の利益にはつながりませんでした、は論外。というのも、無駄なもの(≒費用対効果が低いもの)にかけるお金は、残念ながらもうメーカーにはないからです。

 

 

 

もう一度現状を把握しておきましょう。

 

 

 

①直近の販売台数(全社・自社)

 

2020年1月1日~2020年12月31日までの全社の販売台数を把握していますか?

 

年度別集計であれば2020年4月1日~2020年12月31日でもいいです。メーカーであれば他社の販売台数でさえも正確な数字を知り得る状況にあるはずです。

 

現実を直視しましょう。

 

 

 

②今後の販売台数予測(全社・自社)

 

今年(または来期)、パチンコは全体で何台販売されると予想していますか?

言い換えれば市場規模の推移予測ですね。

 

時期的にまだ全社員には公開されていないかもしれませんが、経営企画のような部署はすでに来期の数値予測は完了しているはずです。

 

現実を直視しましょう。

 

 

 

③開発費(予算)

 

これは前も話した気がしますが、開発費がどの程度かかっているかを把握していますか?

 

損益分岐となる台数(固定費込み/固定費除くなど)、最低限自分が携わる部分の詳細な費用(部品単価、外注単価など)を把握していますか?

 

それオーバークオリティではないですか?

 

 

 

④他社の状況

 

昨年辺りから色々と動きがありますよね?

 

事業拠点の集約・整理、早期退職希望者の募集など。もちろんそれが「他社」ではなく、「自社」の人もいることでしょう。

 

対岸の火事ではありません。

 

 

 

 

 

 

もちろん①~④を見ても、悲観的にならない会社も中にはあると思います。

 

・機械の売上が好調!

・現金をたくさん保有している!

 

そのような会社は自分たちの思うようにすればいいです。

 

 

ちなみに「とある」が増産増産と絶好調な藤商事ですが、HPで公開されているIR資料によると、前期は通期で約47億円の純損失、今期も上半期だけで約38億円の純損失となっています。

 

さすがに何度も何度も増産してるので、V字回復して通期では黒字化するかもしれません(インサイダー情報などではなく、適当に言っているだけです)が。

 

要するに、一部の機種が好調なだけでは通期で黒字にするのも厳しいくらい各メーカーは追い込まれているということです。

 

 

使えるお金もどんどん減っていく中で、「何にお金をかけるか」から「何を削るか」という考え方にシフトしていくことになります。(もうなっているところも多いかも)

 

 

それでもなお枠にお金をかける(大きくするだけとは限らない)からには、先ほども言った通り、

 

・購買意欲の増大(直接的利益)

・遊技意欲の増大(間接的利益)

 

少なくともいずれかにおいて、はっきりと「会社の利益に貢献する自信があります!」と経営層に説明した上でそうしているんですよね?と聞きたいのです。

 

 

開発者:枠にこれをつけると(なんとなく)見栄えがいいので、これのみで+3,000台くらいの効果が(多分)あります!(知らんけど)

 

経営層:へーそうか。じゃあやってみていいよ。

 

なんて経営層が簡単にOKする会社だとしたら、むしろ逆に心配して下さい。

 

 

 

 

 

(参考:広告効果測定の見るべきポイント)

 

枠の巨大化を「広告」と捉えるか、「演出手段の多様化(拡充)」と捉えるかによって、効果測定方法は変わってくるでしょう。

 

 

演出手段として捉えた場合、

たしかに「初頭効果」は期待できますが、それと同時に「馴化(じゅんか)」が起こり、徐々に刺激に対する反応が低下する(≒演出手段としての費用対効果が低下する)でしょう。

 

 

現状の巨大枠で馴化が起こった場合、それを超える刺激を与えるとなるともはや「コックピット」にするしかありません。

 

 

「Pガンダム~戦場の絆~」が標準化される未来はちょっと・・・。

 

 

 

あとは、まだもう少し先になるとは思いますが、いずれ直面する「管理遊技機導入問題」です。

 

メーカーが設置をお願いする形になるのか、実質的に管理遊技機を設置するしか生き残れない形になるのかは本当にわかりません。

 

いずれにせよ、ホールの意見を無視してメーカーの都合だけを押しつけ続けていると、本当に協力して何かを進めなければいけないときに困るのはメーカーですよ。

 

 

メーカー・開発関係者には、遠回りせずダイレクトに利益を生み出す(不要なものは削っていく)努力を、

メーカー・組合関係者には、将来のことも見据えてメーカーとホール間で不要な軋轢を生み出さない努力をしていってもらいたいです。

 

 

あ、遊技者は自分の感性・価値基準で「巨大枠」に対して思う存分好き嫌いを表明していったらいいと思います。

 

 

 

今回はここまで。

 

 

 

それではまた。

 

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