お墓参りに思う | りうりー的房間

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個人的、記録的、日記的、な。




帰国した弟くんと、
赤ちゃんを宿したお嫁ちゃんと、
パパママと、
一家勢揃いでお墓参り。

高台、いや山にあるお墓からは、
住む街が見下ろせます。


お彼岸を過ぎたお墓は他に人もなく。


こちらは日本で数少ない、
イスラム教のお墓を受け入れているお寺さんです。
土葬であること、異教であることからなかなか檀家と地域の理解を得ることが難しいとか。
特にイスラム過激派のテロ事件以後は。


私も最初にこんもりとしたお墓を見た時は、かなりドキドキしたものです。


ピクニックのように自国の料理を持参し輪になって楽しむお墓参りの姿を見て、
お寺の考えを支持しています。
(おかずをいただいたことも)


様々な理由で遠く日本へやってきて、
命を終えた方々が自国の土になることは、
時間と費用の両方で難しい。


埋葬を受け入れる墓所を探すのは、
楽ではなく、
イスラム教徒の方々はこのお寺が頼りだとか。


お墓参りの度に出会う彼らは、
いつも明るい挨拶を私たちにしてくれます。

今日は奥の山を新たに開墾する作業を、
大勢のイスラム教徒のみなさんが楽しそうに行っていました。
スカーフを頭に巻いた女性たちが賑やかにおしゃべりをしています。





私はこのお寺を誇りに思います。
物腰やわらかく、穏やかなほうじょうさんの強い気持ちが伝わります。


お墓のある斜面は西向き。
遠く海を越えても、
いずれ西が彼らの故郷でしょう。









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