三都市を回る忙しい出張から戻りました。
風邪薬を飲みながら連日深夜までの仕事で、
かなりハードだったなあ。
遠方への出張は、以前は楽しみでもあったのに。
自分用にお土産にした、京都、和久傳の羊羹、「月あかり」。
睡眠不足を解消すべく、たっぷり眠ろうとの目論見が失敗して妙に早起きしてしまった今朝のおめざです。
水羊羹に近い、絶妙な柔らかさの羊羹に、栗きんとんの満月が浮かびます。
もっと大きい包丁で下までしっかり切ればよかったのに。
月がちょっぴり崩れてしまいました。
そしてもっと風情のあるお皿に載せればよかった・・・。
寝起きなので、お許しを。
寝起きには失礼な、たおやかな口どけ。
小豆も、栗も控えめな甘さです。
クリームのようにはかなく口の中で溶けました。
薄めの珈琲によく合って、
すっかり虜です。
ガイドブックもネットの情報も何も見ずにふらりお店を訪れ、
同じく知らずに購入したお品です。
もちろん、お店もお菓子も評価の高さは一流として知られるのですが、
なんだか自分で見つけたような気がして、
とても嬉しい。
情報があふれている昨今、
普段は頼りっぱなしの私ですが、
こんな喜びもあるのだ、と感じました。
お店に伺った話はまた後日。
雨で寒い朝ですが、
疲労した体を癒すおめざでした。

