前夜に叔母のお墓参りを思い立って、
横浜在住の弟くんに報告したら、
(お墓は総持寺にありますから。)
「俺も行こうと思ってたんだよね」と。
偶然だなあ、
きょうだいの予知、ですかね?
私は高速を飛ばして![]()
彼は電車で![]()
待ち合わせて、
初めて二人でお参りしました。
病気のこと、
叔母に聞いてほしかったのです。
叔母は自分の病気を誰にも言わず、
遺品として配るものを、
自分で一つずつ梱包してから、
最後の入院に臨みました。
強くて、優しくて、美しい人でした。
少しでも食べてほしくて、
病室にたくさんケーキを買っていっても、
きれいな鳥のように少しだけついばんで、
「おいしいわね。後でいただくわ。」
と言う叔母の姿は悲しかったから。
お参りのときはいつも、
手製のお菓子を持参します。
今日はブルーベリーのシフォンケーキ。
たくさん食べてね、
と心の中で言いました。
病室でも、
母には言えない恋愛話を聞いてくれた。
今回も、
余計な心配をさせないために、
母に内緒で来てしまいました。
目を開けて弟くんを振り返ると、
彼は、
汗だくでした(笑)。
暑い一日だったから。
弟くんは、
何をお話したんだろう。