先週の土曜日は、私がフランス語をずっと教わってきた先生とのお別れの日でした。
といっても、永遠にお別れということではなく、先生が産休に入られるためのお別れ。
とてもおめでたいことなのですが、やっぱり寂しいです
私の発案で、最後の授業で先生に有志でブーケを贈ることにしました。
お願いしたのは勿論、ジャルダン・ノスタルジックさん
フランスの雰囲気をそのまま持ってきたような、それでいて日本人の決め細やかさをプラスした、優しい雰囲気の素敵なお店です。
私はこの企画をずっと前から考えていたので、健一先生にも前々からお話ししていました。
先生の雰囲気や、イメージ、どんなブーケにしたいのか。
私自身がこちらで何度かレッスンを受けさせていただいているので、私のキャラクターも考えながら(笑)、お花を選んでくださったようです。
こんなに美しい色形のバラを選んでくださっていました
このオレンジがかったピンクといい、そのオレンジとつながっていくようなやわらかい黄色といい、先生にピッタリだし、私も大好き
このブーケの為に仕入れて下さった、特別な薔薇です。感激
この2色のバラを中心にして、ほかに何を組み合わせるか、健一先生と一緒に考えました。
組み合わせによっては、全く別のイメージの仕上がりになっていくので面白いですが、難しい
私は渋い紫色のトルコキキョウを加え、そして先端に動きの出る実物や葉物を足していただくことにしました。
そして、何よりも大切にしたかった香り
フランス人の方は、花束を受け取ったときに、先ず香りを楽しむのです。
そのこともお話ししておいたので、健一先生は、素晴らしい香りのレモンバジルを用意してくださっていました。
勿論それも入れていただいて、香り豊かなブーケをつくって頂くこととなりました。
段々素晴らしいブーケが出来上がってきて、とても嬉しくなりました。
この日は午前中に箱庭のアレンジメントのクラスが開かれていたので、それに参加なさった皆さんと一緒にワクワクしながらこのブーケの仕上がりを待っていました
ブーケの仕上がりを待っている間、お店で可愛い小物を見つけました。 癒されます
素晴らしいブーケが完成しました
夏場なのでお花には辛い季節ですが、こうして丁寧に仕上げてくださるので安心です。
ちなみにフランスでは、見た目第一のため、こうした処理はしないのですよ。切りっぱなしです
そしてこちらが完成したブーケ!!!
内側の薄紙はバラにあわせて渋い赤、そして外側の紙はベージュにしました。そのほうがお花の色身を引き立ててくれるでしょうと、健一先生のアドバイスを受けました。
素晴らしい、私の期待以上のブーケをつくって下さった健一先生、本当にありがとうございました。
そしてこのブーケは、私たちの大事な先生のもとへ無事に渡りました
授業の最後、クラスメイトの男性がプレゼンターを務めてくださり、素敵なメッセージとともに渡してくれました。
もちろん、先生とは永遠のお別れということではないけれど、私にとってはひとつの節目のように思います。
3年前の夏、フランス語の勉強を始めようと思い立ち、私が入った超初級のクラスを担当してくださったのがこの先生でした。
abcも分からないから超初級に入ったのに、初回の授業から先生が全部フランス語で通すのでサッパリ分からず、とても不安になったことを覚えています
でも、お会いした瞬間から、「この先生が好き!」と何故だか思えました。
アレから3年。教科書も3冊分教えて頂きました。飽きっぽい私が何とか続けてこられたも、難しいフランス語に嫌気がささなかったのも、この素敵な先生のおかげです。
先生、またいつか教えてくださいね。 À bientôt