週に１度の鼻治療に行った日のこと。

この日はいつもの先生が会議でできないということで、代わりに別の先生に対応もらうことになった。

何度かお話ししたことのある男性の先生。

早速、その先生にBスポット治療をやってもらうと、、、、

真っ赤～～～！！！！

その前は2回ほど、以下みたいな綺麗な綿棒だったのに、、、。。

見事にまた今回血がべったりついたっっ。

「今日は気圧のせいもあるのかな」
「人によっても血のつきかた変わったりするから」

と、先生。

それに対して私、

「先週は本当にこんなにつかなかったのに､、」
「久しぶりにこんなに､、」

と、ピーチクパーチク、血の付いた綿棒を何度も見ながら悔しがった。

先生は言った。

「IgAで大切なのは、結果に一喜一憂しないこと」

。。。。はい。

長い目でみなければいけないこの病気。
先生は落ち着いて私に話した。

この先生、私と同じくらいの年齢なはずなのに、先生がとても年上に感じる。
落ち着かない自分が子供に思えた。

そんな先生と色々話をした結果、次回からいつもの先生ではなく別の先生でも治療をしてくれるということになった。

そして診察室を後にする。

エレベーターを下り、会計場へ行こうとした私。
また駆け足でエレベーターを登る。

先生に言い残したことがあったから。

これまでここの病院に来てからずっと、私はベテラン先生にお世話になってきた。
外来はいつもベテラン先生。
鼻治療も忙しいスケジュールの中、週に１度、他の外来患者がいる中で、時間を作って塩化亜鉛を塗ってくれていた。
何人もの患者が毎日先生を待っていて、なるべく割きたいであろう時間の一部を私にも使ってくれている。

それでいて、先生はいつも柔らかい表情をしている。

私はそんな先生が好き。

だから先生を代えようなんて思いもしなかった。

けれど、治療には相性がある。
実際、今回の先生は何となく鼻に手応えを感じたような気がした。
私は病気。患者。
少しでも手応えを感じたのなら、それに頼りたいと思うもの。
治してほしいと思うもの。
だから、週に１度の鼻治療、次回から先生がかわるかもしれない。

先生をかえる。
今まで鼻治療やってくれていた先生はどう思うんだろう？
どう伝わるんだろう。

先生にはこれからもたくさんお世話になりたい。
きっと今回の先生が上手く言ってくれるんだろうとは思ったものの、一言伝えたくて。

「先生、今までずっと私、※※先生にやってもらっていて、わがままも聞いてもらって、鼻やってもらってきたんです。
すっっっごく感謝してるんです。
だから、、、、、」

「大丈夫だよ、変なふうに言わないから笑。」

、、、、やっぱり。ですよね笑。

ビビりで小心者の私。

恥ずかしいっっ。

今思う。
セカンドオピニオンみたいなものだと思えば良かったんだ。
そもそも、いつもの先生はそんなことで気分を損ねるような人じゃないしゃない笑。

さぁ、また新しい気持ちで治療に向かっていこう。

治すことが、先生と、そして先生への私なりの恩返し。

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先生と先生