昨日の朝、37.4度の発熱があった。



いつもなら少しの風邪症状で仕事を休むことはないが、今は違う。



自分がコロナウィルスに感染した、と考えて行動することにした。



娘を自分の部屋に入らせ、私はダルさもあり少し眠ることにした。




しかし、布団に入って天井を眺めていると、不安が襲ってくる。



もしもコロナウイルスに感染していたら。



これから咳が出て、息苦しくなるのか。



味覚や嗅覚がなくなるのか。



検査はしてくれるのか?



陽性だったら、隔離される。



その場合娘は濃厚接触者だから、どうなるのか?



娘はどうやって生活するのか?



娘が陽性だったら?



重症になったら?



あれこれ考えだすと止まらない。







こんな時こそ、マインドフルネス瞑想である。



私は瞑想をすることにした。



布団の上にあぐらをかき、深呼吸をする。



少し先の床に目を落とし、呼吸を意識する。



膨らんだりへこんだりするお腹の動きに、集中する。



雑念は浮かぶ。



何度も何度も浮かぶが、その度にその雑念を観察しお腹の動きに意識を戻す。



マインドフルネス瞑想は、今この瞬間を、良い悪いの判断をせず、ありのまま受け入れる、存在する、という状態をつくることである。



しばらく瞑想をしていると、心が落ち着いてくる。



今この瞬間に存在する。



鳥の鳴き声。



かすかな車の音。



この瞬間は、何も問題はない。






しばらくそうしていると、自然に眠たくなったので眠ることにした。



そのまま横になると、私はすぐに意識がなくなった。