ユニトラックHOの道床のサイズを測ってみた所、7mm弱で微妙です。弱というのは、枕木の底が微妙に直線ではなく、端が道床に食い込む形になっているからで、どこを基準にするかで変わってしまいます。このPC枕木の表現は結構微細で凝ってますね。中央部が少し低くなっていて、確か実物も線路に近い所にスロープがあるような記憶はあります。これをそっくりコピーするのは速攻断念してしまいそうになりまぁ〜す。

 

ところで、7mm厚の板材って一般的でないような。ちょっと最近のDAISOの板材の規格は私が良く利用していた一昔前のものとは変わってしまっているような気もして、5mmとか6mmだったかと思うんですが。

 

手持ちの杉の板材が9mm厚で厚すぎ。薄いMDFボードが2.5mmで、これを積層してもぴったりにはなりません。枕木なしにすれば何とか合うかも。それでダメ元で、分解してあった200円すのこをKATO道床と合わせてみたら、一致。これ使えそうですね。道床(どうしょう)はどうしようという課題は残りますが。1mmないです。0.8mmぐらいでしょうか。こういうのこそ3Dプリントの得意領域なんでしょうが、これも私には敷居の高い分野でして。先ほどFusion360という3D CADの登録、ダウンロード、インストールはやってみました。フリー素材のstlデータを開いてはみましたが、その後の作業はちっともわかんないので即刻アプリ終了。

 

まぁ、プラバンでも何でもいいから適当に0.8mm近辺の板材用意して、短冊状に切っていくことになりそうですよね。その程度だったら、機械化したければレーザーカッターということなんでしょうかね。いや、それほど大量には作る必要はないような。意地を張って単純幾何学パターンは嫌だとするから、すぐ面倒なことになります。

 

ダイソーのすのこ(分解)の平板材にKATO大径曲線線路R1606を載せてみたら、1枚の長い板にぴったり入ってしまいました。これなら1本から複数分の偽の大径曲線線路が複製できますね。この半分の大きさと、さらにその半分がTOMIXの曲線線路から作れそうですね。

曲げ戻したTOMIX Nゲージ線路を横に置いてます。例の急造治具と手で揉んだら、この程度の形状変更はできました。これはもう、この方向で作っていくしかないでしょう。レールの形状は若干違うけれど、完全に許容範囲だと思います。NでTOMIXとKATO併用している人は結構いますよね。

 

HOに利用して大丈夫なんだろうか、ということですが、手持ちの各種線路のサイズを実測したら下の表のようになってました。(D)〜(F)は目分量要素が強くなるので参考程度の数値です。そんなことを言ったら、全部誤差はあるでしょうけど。

 

HO用としてHOメーカーが作っているレールはAの高さが2.5mm程度あるのに対し、KATOさんは2.0mmのものをHO用ユニトラックとして製品化しているわけです。ですから、TOMIXとは2.0mmでそもそものサイズが揃っているので、これをHOに利用するのはそれほど異様なこととは思えません。昔の車輪がこのKATOの規格にちゃんと乗るかという問題はあるのでしょうが。そのあたり、最初に検討すべきなのでしょうかね。D+EなりFを比較すれば良いんじゃないかと。カツミなんかはやたらとFの底の高さ(これもおそらく専門用語があるような気はしますが)が高いのに対して、KATOは半分しかないし、全体の高さは0.5mm低いくせに車輪のフランジ部分が使える有効高さは1.7vs1.9だから、それほど差はないとも言えます。むしろ、TOMIXはこの値が1.6と最も低いので、フランジが大きい車輪は走行に支障が出ることがあるのかもしれませんね。電車は大丈夫かと思いますが、何か車輪の大きい電気機関車とか蒸気がやばいですかね。うーん。もしかしたら、失敗なのかも? いや、カツミとの差、0.3mmですよ。その位で通る、通らないって影響するんですかね?

 

その程度でダメなら、車輪の方を削ればいいんじゃないだろうか(追記:と書いて、後で泡食ってます。蒸気は削れんだろと? あのジャンクの電気機関車の車輪なら何とかドリルとかグラインダーを使って削ろうとは思えますけど、蒸気は無理だろと。電気機関車系なら車輪だけKATOとかTOMIXのものに交換すりゃいい気も)。まぁ、とりあえず実験線路を作ってみるしかないわけですよね。それで台車なり車両を転がしてみるしかないと。