構想と言える程の具体性、技術力もないので「妄想」です。でも、妄想は楽しい。小学生の頃からやってたもんな。実現できなかったけど。工作力もスペースも無かったけれども、図書館で借りた本とか、TMSの別冊とかを穴の開くほど眺めてた。あれから半世紀以上経ってしまった。もう、じいさん街道まっしぐらだよな。

 

汚部屋の住民としては先日、快挙がありまして寝室の模様替えを5年ぶりくらいにやりました。ベッドに寝そべりながら写した写真です。せっかくなので穴あきの靴下も写しておきます。10足分くらい補修しましたが、アイロンでパッチ当てただけではダメですね。糸で補強しとかないと、ちょっとヘビーに歩くと剥がれちゃいます。まぁ、今年は靴下買いたくないので、超絶な貧乏モードで生活用品は切り詰めますよ。

 

前回の部屋の模様替えは失敗でしたね。今は普通に家具類が両脇にあって、広々としてます。これまでワイヤーラックを奥行き方向に2本重ねて使ってまして、部屋の半分くらいまでは埋まってしまってました。このワイヤーラックはFJrackといってマイナーなやつで西武ロフトで扱ってたんですが、廃業しちゃったみたいで、もう中古品でも出回ってないみたいです。ワイヤーラックといえばルミナス1択で、中華ノーブランド品っぽいのがちらほら。FJrackの良い点は横につなげた場合、棚板の高さが揃えられるというもの。気に入ってたんですけどね。銀のメタルぎらぎらではなく、オフシルバーみたいなグレーに近い色も落ち着いて良かったのに。丸い棚板とかもあって、これが大昔に発売された初代の液晶ディスプレイiMac(丸っこいデザインだったやつ)の底にぴったりで、いつか書いたいと思ってたんですよ。そしたら、FJrackも市場から消えたし、自分もiMac売ってしまった。

 

寝室に何でこんなに趣味の物が置いてあるのか、冷静になって考えればおかしな家です。孤独な独居老人予備軍だからこうなっていますね。

 

模型鉄道の楽しみ方として、HO出身の私としては「車両は自分で作るもの」派にはなってしまいます。別の趣味に移行した私と入れ替わるようにして世間にはNゲージブームというものが来て、浦島太郎みたいな状況に自らなったわけです。小中学生当時どんだけやれていたのかといえば、本当に初心者レベルでしかなかったわけですが。あ、ですから、手持ち車両(作りかけ含む)の詳細レビューをやりたいなとは思っているのです。自分のレベルを曝け出すという悲惨な結果になることは目に見えていますが。まずは手持ち車両(自作、既製品ともに)のダメ出しをやって、それらをどうしたいのか、これを見定めたいなと。

 

車両を作るのも結構大変です。編成物なんかやろうとしたら、模型の大量生産という課題が出てくる。すると、既存のものを流用してHO動力化という方向性も検討しなければと思うわけです。それは以前少し調べたプラレールやダイソープチ電車のスケール感の話につながっていくわけですが。2つくらい頭に計画はあります。

・新幹線は1/87で作りたくはない。やるなら1/80。それならプラレール流用してHOショーティーで遊べないかな〜!? プラレールにリアルクラスなんてのが出来てたのに気づいた。値段が半端ない。そりゃリアルだけど、なら最初からHOショーティーで出して欲しいわ

・ダイソープチ電車のサンライズは何とかして鉄道模型化したいが、これは1/87の12mmゲージしかあり得ない(困ったな)、16番にはそのまま持ってこれない(残念だけど)

 

12mmゲージの線路はどうするんだよ。それは追い追い何とか誤魔化す方向で。いや、要はレールベンダーというものを自作する目処が立つのか。これに集約していく問題だと思います。レールベンダー。あれ、高すぎるよ。YouTube見てたら、5000円くらいで鉄道イベントで売ってるメーカーがあるらしいけど。5000円。まだ大金の部類ですよね。板材とベアリング3個、ボルトとナット。あと何が必要なのか。三角形にベアリングを配置して、一つを曲げの角度を調整できるようにスライドさせる。溝を作って、そこにボルトとナットで止める。うーん、実際やってみないとわかんない。

 

そもそも、レールはどこから調達するのか。いや、これはジャンク品を既に色々と買ってあるので、道床を取り外すなどして捻出はできるでしょう。勇気を持って実験すれば何とかなるかなぁと(そんな簡単に行くのかね?)。レールもね、新品買えないので、中古が主体にならざるを得ないけれども、カツミ・エンドウ製の金属道床、結構な量をジャンクで買い集めてしまっています。その他、篠原とかリマとかもあるし。さらにはメルクリンの曲線レールをが6本500円で売られてたんで1年くらい前に衝動買いしていたという(何に使うつもりか良くわからないけど。まぁ、真ん中の線を使わなければ普通に使えるとは思うんだけれど)。

 

レールの話ももっと検討しないといけないですが、それらを組んで何をするんだと。現状はカツミ・エンドウ金属道床のお座敷レイアウトでしかないわけです。幼少期に家に来たのが曲線750Rで、それらにジャンクの600Rと450Rを買いました。LIMAの線路は360Rでした。頑張れば4路線敷ける物量は薄らと(150mm間隔と90mmになってしまうが)揃っているということです(ポイントは全部の曲線と同じ径が揃ってはいない。750Rに対応するものは持ってない)。

 

それらをどう展開するのか。直線の幅だけでも最低50cmは必要かと。450x3+50mmで。道床の端がほぼレイアウトの端と、かなりギリギリだけれど。幅50cmだと狭い机くらいの長さが必要。広すぎる。だめだこりゃ。部分的に駅の部分だけ50〜60cmを使うとして、結局固定式では4線全部を展開することはできないということになるのかも。島式の駅が2本で、先に伸ばすのは2路線のみ、というような具合になるんではないか。4本線路は張るけど、使うのは半分。いざ繋ごうと思えば繋げられる。そんな感じに落ち着くんではないか。

 

それで色々検討したけれども、ヒントになったウェブサイトが、2つありました。

1)鉄道模型のある生活

https://momo24dan.sakura.ne.jp/Teinen.html に「NよりHOの方が場所を取らない」という逆説的な事を言っておられて、Nだと編成物を走らせるので長くなりがち。ということでした。確かにそうだなと。そもそも、HOは編成が自由というか、そういう遊び方だったかも。今やNゲージはブックケース=本1冊買ってくるみたいな感じで、やたらと編成知識が重要とされていますね。メーカーの売り方にユーザーが完全に嵌められているというか。その他、このサイトはいろんな事が書かれていて、とりあえず、面白かったのは外国製の方が小さい半径回れるらしい(300mmまで可能)。どうもカプラーが伸縮式なためらしい。残念ながら、私が落札したジャンク外国車両ではこのカプラーは実装されてませんでした。うーん、もう1回、メルクリンの規格とか調べにゃならんですな(メルクリンは300mm曲がれるように作ってるってどっかに書いてあったか動画で見たかの記憶が)。

2)鉄道模型HO(16番) HNモジュール東京クラブ

1)のサイトにもHNモジュールの事が載っていたりして、後で気づいてびっくりしたが、これ以前にも見たことのあるサイトで、確かに8月のジャムでも見ました。覚えあります。緑に木枠を塗装しているので覚えてます。NHモジュールとは有志が始めたモジュールレイアウトの規格だそうで、線路面から940mmの高さでモジュールを自由に作って繋いで遊ぶものです。この作り方が個人的には参考になった。線路で通電するのではなく、15芯以上の電線をいもむしクリップで結線してモジュールを繋ぐというもの。これ、海外のDCCのYouTube見ると出てくるBus Wireという考え方なのかなと。バスワイヤーと日本語で検索しても情報なんか出てこないんだけど。日本だと線路が導線で、通電がどうのこうのとか言っているのだけど。線路より太い電線の方が良いと。DCCだと通電確保がよりシビアだから、真鍮の線路は使わない方がいいとか書いている人もいたけど、バスワイヤーという考え方があるということなんじゃないだろうか。

さらに、このモジュール方式を参考にしたいと思ったのが、次の記事。

 

記事の埋め込みで写真出ていると思うのですが、こうやって外に持って行けて、写真撮るとめっちゃ楽しそうですね。日光に当たると模型ってものすごく映えます。こりゃすごい。実際、外に持って行く行かないは別な話ですが。それにモジュール作って自分も人と繋がりたい、というわけではないです。モジュール式という発想がやっぱり自分のやりたいことに近いかなと。

 

上の2つのサイトから、だいぶ頭の中が整理できたというか。HOでいいんじゃないか。いや、9mmの線路も敷きたいですよ。でも、なるべく組み立て式で可変式で。HOナローも走らせるが、Nも頑張れば走らせられる。そんな方向でやってみたらどうなんだろうと。

 

レイアウトの一般的な作り方としては、大きなベースボードを用意して(巨大レイアウトなら部屋中に合板の机を張り巡らす感じ)、そこに線路敷いてバラスト撒いて、山・川など風景作って、鉄橋作り、駅作りとか。私の場合それは辞めようと。山を作るとしても、それは取り外して別の風景とも差し替えができる。線路もモジュールとして作って、必要に応じて繋ぐ。

 

HNモジュールではカーブでカント付け禁止なんです。さらには別モジュールへ渡せるのは単線線路1本のみ(複線敷いても良いけれど)。うーん。私の場合、他の誰かと繋ぐ予定はないので、カントでも複線線路でも付けたきゃ付ければいいんじゃないだろうか。それにいもむしクリップで結線せずとも、普通に電気コンセントみたいにして繋いでもいいんじゃないだろうか。ヒントを得ただけで、実装は私的規格で全然問題ないだろう。カツミ・エンドウの金属道床を使うならバラスト撒かなくてもいいんじゃないだろうか。どうせ剥がれちゃうだろうし。それより、あれを着脱式でモジュールのボードに固定することができたら素晴らしいと思うんだけど。

 

モジュールで駅を作ったとして、最低限の仕組みとして、そこから延長する線路は単線で横幅50mmで良い(?)。高さ900mmから車両が脱線して落下したらどうなるかと考えるとかなり怖いけれども。それならカーブ部分は柵でも付ければ良いのか(?)。この金属道床の幅とほぼ同じくらいのスペースが確保できれば、部屋1にある駅モジュールから線路を延長して、さらに引き回して別の部屋に持って行くこともできる。そこまで実現できたら、あとは色々な展開ができそう。安定性ということなら家具をうまく使えば何とかなるんではないだろうか。ここで重宝するのが、ワイヤーラック。これならハンガーで引っ掛けてしまえば細い線路モジュールに足を付けなくても大丈夫なんではないかと。家具スペースの一部に模型スペースが若干拡張される程度で線路の引き回しが家中に出来る? 出来たらいいよね。妄想的には完全に絵が浮かんでいるけれども。実際やると色々出てくるんだろうな。作ってみたいモジュールは次のとおり。

 

・駅モジュール(郊外駅)

・駅モジュール(ターミナル駅)

・山+鉄橋モジュール(餘部橋梁っぽいやつ)

・車両基地モジュール(余裕があったら)

・直線延長モジュール(既製品の道床が着脱出来る、家具に簡単に取り付けできる)

・曲線延長モジュール(なるべく幅を取らずに90度、180度ターンさせる)

 

うーん、やっぱ直線延長モジュールに単線50mm幅じゃ不足ですかね。複線150mm〜200mmは要りますね。

 

一通り妄想した後で、再び現実。何を走らせられるのか? 微妙に破損箇所とか製造仕掛品ばかりじゃないかと。

 

新規に作りたい車両もいくつかあって、車体の寸法の割り出しとか、制作・塗装ができたとして、次に出てくるのは台車とモーターの問題。これは製造コストと直結する問題であり、当貧乏模型鉄道にとっては重要な問題であります。このあたりは何とか頑張ってローコストで対処できる方法を検討しなければなりません。思い切って「研究開発」と言いたい所ですが、いかんせん、理科系には進まなかったし、そういう発想法の人ではないのでおこがましい。

 

とにかく、まだまだ色々と経験してスキル上げていかないとならんことばかりです。文字数5000字超えてたわ。アホですねぇ。