「当社では、35年間(お客様のローン年数)、一定金額のサブリース契約をします!」

 

このセールス、どう感じますか?

 

要するに、

 

35年間(ローン期間)は、サブリース金額は下げません

 

ってことです。

 

買主、売主の双方のメリット、デメリットを考えると、

 

●買主

 

 メリット・・・収支の計画が立ちやすい。イレギュラーの出費(空室、リフォームなど)は考えなくて良い。

 

 デメリット・・・契約期間(35年間)内の契約の解除が出来ない。家賃相場が上がった場合でも利益を享受できない。

 

●売主

 

 メリット・・・販売時のセールストークとして安心を与えられる。

 

 デメリット・・・空室、家賃の下落が生じると、丸々損失。

 

冷静に考えてみると、この35年間一定金額のサブリースは、現実的ではありません。

 

かなりの低い金額でのサブリースであれば成り立つかも知れませんが、そうなれば、販売時の収支マイナスが大きく、

 

売れない、といった事が起きます。

 

新築マンションにおいては、立地の悪い物件の供給が今後も続いていきます。

 

販売会社は、あの手、この手で、販売していますが、かなり際どいセールスも多いのが現状です。

 

こんな、常識ではなかなか考えづらい条件等を提示してくる販売業者は、やはり、要注意ですね。