真因は何か! | P&F社長の今日の一言

真因は何か!

私自身も起業家、事業家として、また一人の人間としてもですが、
やはり“社会の為になりたい”という思いはあります。

特に歳を重ねていくと、自分自身の欲望などは“利他”にあります
し、利己的な考えは誰しも薄くなっていくものだと思います。

さて、現代の日本における社会問題として、一番大きな問題と考え
ているのは、やはり“少子高齢社会”です。何よりも、この課題は
先進国ではほとんどの国が抱えている課題
であり、現在国の政策も
様々な事が進められています。

例えばですが、男性の家庭への参加。
その為には、育児休暇などの取得を男性でも取りやすくするなどの
施策が打ち出されていますし、その他でも保育施設の拡充なども進
められています。

先日の日経新聞にも書かれていましたが、
少子化相においての戦略会議にて育休の分割取得などの記事が掲載
されておりました。政府目標としては、現在の5%から13%にす
る目標を掲げています。
確かに、少子化を防ぐ要因の一つに男性に育児への取り組み促進は
大事な一つであると思います。

しかし、私自身は何事もそうですが、課題には“本質的真因”があ
ります。
少子化の真因とは何か?を考えてみると、私は男性の育児
参加では無いと思います。(恐らく、政府の関係者の方々もお分か
りだと思いますが)
少子化の真因は、もはや現代において非常に難しい問題になってい
る(時代環境や便利過ぎる世の中なども絡んでいます)ので、全て
の真因とは何かを私自身も簡単に言う事は出来ませんが、私自身が
感じている事として、やはり「国家の未来が明るいかどうか」に大
きく関係しているように思います。
それが、大きな要因となって
部分的要因として、男性の育児参加や保育所問題なども関わってく
るのだと思います。(将来不安が強いからこそ、子供を産む事に繋が
らない)

私が本日お伝えしておきたいのは、
国も組織も“必ず”課題や問題はありますし、起こります。
課題や問題の無い会社こそは問題であり(問題課題意識の欠如)、
課題や問題を解決していく為の議論、そして意思決定は非常に重要
です。
ただ、それが真因となっているのかどうか?ですし、それが本当に
可能かどうか?
は考えるべきです。
どうしようも無い問題、課題も沢山ありますし、部分的に施策を打
ち出しても所詮は本当の意味での問題解決には繋がりません。

メンバー皆さんにおいても、
会社における課題を感じる事も多いでしょう。
もしくは、ビジネスにおける課題を感じる事もあるでしょう。
そしてそれらを解決しようと提言するにあたり、大切なのは
問題や課題の“真因”となっているのは何か?です。
真因を見出して、しっかりと解決させていかない限りは、
ずっと課題や問題は続いていくでしょう。