「永久×バレット 新湊攻防戦」

そのストーリーとは-
怪獣やAIを操り、世界を破滅に導いた謎のテロリスト集団
 「永久(トコシエ)」
ドローン使いを暗躍させ、トコシエの調査と追跡をしている
謎の巨大組織 「安心研究機構」
ドローン開発の世界的メーカーであり、トコシエを追い求める
軍事企業 「ANASEL(アナセル)社」
ザックリ言って、現時点ではこの3者による 三つ巴のバトル

ストーリーです。
「トコシエ」 という破壊をもたらす巨悪がいて、その秘密を
追って競い合う二つのグループ 「安心研究機構」
「ANASEL社」 の対決構図となっています。

 

と、ここまでなら 巷に溢れる 謎解きバトルマンガです。
しかし、この作品が画期的なのは これから起きる未来の

「年表」 を開示している事なのです。
つまり、あえて壮大にネタバレをした上で ストーリーを

進行するという、かつてない展開をしているのです
その年表がこちらです。
(単行本第1巻の表紙より-太字は現時点までの出来事)
                

 

2023年 日本海に隕石が落下、各国に大きな被害が出る
2028年 新太平洋平和条約が締結、第二の冷戦が終了
2030年  世界10都市 同時破壊テロ「大災」が発生
       永久(トコシエ)による犯行声明が出される

2031年 永久と怪獣が各国で目撃される
2037年 ブロードウェー占拠事件発生
2038年 怪獣が富山湾 新湊大橋に出現
2040年 ANASEL社が怪獣のサンプルを手に入れる
       東京都内の高校で 永久らしき人物が目撃される
2041年 怪獣が世界から消える

 

2052年 怪獣、再び出現するも 東京湾にて同士討ち
2053年 人類による「総力戦」が開始され、怪獣3体を撃破
2056年 人類による怪獣の開発が開始される
       初戦闘で永久の操る怪獣を圧倒する
2060年 一国に一体までの怪獣を所有できる 怪獣条約が
       締結される
2061年 世界中で怪獣反対運動が起きる
2071年 国同士による 怪獣大戦争が勃発
               

 

とまあ、50年近くに及ぶ 大河ドラマとなっています。
2030年 人類はトコシエの猛威に脅かされる-
が、徐々にその正体を暴いていき、ついにはトコシエの
怪獣を撃破する。
ところが、怪獣の力を得た人類は それが元で国同士の
怪獣戦争に走ってしまう。 人間は何とも救いようのない
生き物だ… そんなストーリーがザックリ浮かんできます。
一方、別の見方で読めばこうです。
「トコシエ」「安心研究機構」「ANASEL社」  この3者は
表向きは対立しているが、実は裏側で色々とつるんで
いて それを統括する大ボスがいる。
彼らの目的とは、人口爆発、食糧、環境危機に対する、

怪獣を利用した人減らしと 軍需利益よる富だと見え

てきます。
終盤は大ボスと対峙するも、一体何が正しいのか?

 

そんな風に 年表を見てストーリーを色々想像するのが
楽しいのです。

これからの出来事が 思い切って明示されているので、

これを追って どう描かれるかが見ものなのです。

歴史ものは 結果が分かっていても、それをネタバレとは

言いません。
例えば、あのヒーローはここで死んでしまうのは分かって

いるが、そこに行き着くまでどうなのか、その後どうなって

いくのか、そこを様々な角度や切り口から描かれるのが

醍醐味なのです。
この年表に様々な脚色が加わり、どんな熱い展開となる

のか注目したいです。
 

実は、このマンガ自体が 出版社(講談社)、アニメ・エンタメ
制作チーム(8ミリオン)、映像・音楽ソフト会社(バンダイ

ナムコアーツ) などが参加した一大プロジェクトであり

メディアミックスや映像化に向けた 様々なアクションが

期待されるのです。
↓その辺りの詳しい情報は↓