先日急遽仕事が変更になり、映画館をはしごしました
オーディトリウム渋谷で開催されていり「浜野佐知映画祭」へ。すべてフィルムで公開です。
2013年8月3日(土)~8月9日(金)
浜野佐知さんは女性映画監督が日本に少ない時から、ピンク映画300本、映画をとった方。
私が観た映画は数々の賞を受賞した
「百合祭」
出演
吉行和子、ミッキー・カーチス、正司歌江、原知佐子、大方斐紗子、中原早苗、目黒幸子 他
高齢女性の性とか心情が、リアルで等身大、そしてなぜか笑えました。
人間って、人に見せないけど、こういう笑えたり、滑稽な本心があるので愛しいものです
綺麗なだけじゃない姿。
高齢女性のラブシーンが印象的で、流石だと思いました
こんなに面白くて海外で受賞して評価された作品でも、日本のお客さんは殆ど知らない
映画関係者や外国の方と話すと毎回それがテーマになります。。
今の日本では宣伝される作品が売れることが多い、けど外国には持っていけるものではなかったりする。
悪循環。
でも言ってるだけじゃ始まらないから行動しなくちゃ
勿論売れる作品の魅力もどこかにはあると感じています。でもやっぱりいい映画はもっと凄い。時に人生を変えてくれます。
「終戦のエンペラー」
アメリカ映画ですが、太平洋戦争直後の日本とアメリカの史実をもとに描かれました。製作、キャスト共にアメリカ人だけではなく、オーディションで選ばれた日本人も多い
丁度最近考えているテーマでした。
物語はアメリカ人からすると天皇制や自害や武士道の感覚が分からない。というテーマでした。
国ごとの性質の違いは今も感じます。
アメリカの方によく、日本人は黒でも白でもなく、灰色の気持ちがあると伝えます。
憎しみと愛情、寂しさと希望、明るさと暗さ、強さと優しさ、が混じっている時がある、と。
美しいと綺麗は違うし、切ないとかお疲れ様でしたという英語はない。と伝えると、アメリカ人にはない感覚で面白いと言ってくれたりします。
これからもそんな差が大きな摩擦を産んだりするのだと、最近思う。
そんなことを映画を観ながら感じられました
ただもうちょっと一人一人の人生が観たかったかな