前回の続きです。
シリンダーヘッドを載せていくのですがインテークマニホールドガスケットの清掃が面倒でしたね。紙パッキンなので張り付いてしまってました。
スクレーパーでちょっとづつ剥がしていきます。
分解、清掃が済んだのでいよいよ組み立てに入ります。
いよいよと言っても元通りに組み立てするだけなんですがね。
ここからは両手が塞がる作業のため画像なしです。
先ずはシリンダーヘッド。
ガスケットを取り付けて下から支えつつ仮止めしましたが、やっぱ重かった。。。
ノックピンから落ちないように一瞬片手で支えるのは辛かった。
そうそうオイルコントロールオリフィスのOリングは交換指定部品になってました。
ヘッドが載ったったのでヘッドボルトを順番に締めましょう。
締める順序は内→外に向かってちょっとづつ。
最終的に締め付けトルクは64Nm(6.5kgf・m)です。
うちのトルクレンチは昔懐かしのプレート型です。
われわれ一般人にとっては使用頻度が極端に少ない工具の一つと思います。
昔は酒の肴代わりに原付きバイクのエンジンの分解・組み立てをする変わった青年だった名残です。
原付きバイクといえば、やっぱホンダが好きでした。
なぜって、なんとなくですけどね。
CB50をCR風にして遊んでました。
ドリーム50が出た時はなんかコレジャナイ感だったのを思い出しました。
思い出深いのはベスパ(ベスピーノ)でした。
グレゴリー・ペックに憧れて?新車購入した1台でした。
サドルシートに交換したりなんかしてね。
なのに走りは全然でしたねー。
以上、30年前の思い出でした。
話が逸れたので再びバモスに戻ります。
無事シリンダーヘッドが載ったので逆の手順で組み立てていきます。
冒頭のクランクプーリーボルトですが手で締めるとクランクが逆転してしまうので、内緒でこっそり電気で締めておきました。
そうそう、サーモスタッドのパッキンがちょっと変わってました。
サーモスタッドの外周部にパッキンをはめ込む形のものでしたね。
これって外す時は固着してるので、ポロッと外れた時は組み立て時に間違えそうだなと思います。
後はヘッドカバーを取り付けて配線とパイプをつないで完成!
せっかちなので水はこれからですが、ちょっと始動してみます。
無事一発始動!でしたがエンジンチェックランプが点いてます。
ECUのリセットはまた後ですね。
いよいよ冷却水を入れていきます。
サービスマニュアル的には前を50センチほど上げて、とあります。
いろいろ考えたんですが、先に後ろをリフトしてからの方が良いんじゃね。
ってことで、先ずは一番うしろ(エンジン脇)のブリーダープラグからいってみよう。
ちょっと見にくいですがインテークマニホールド右にあるボルトです。
ラジエーターのドレンコックを締めて冷却水を入れます。
プラグ穴から湧いて出てくる感じになるまでどんどん注ぎます。
一旦ボルトを締めてエンジン始動、とその前にECUリセットでした。
バッテリーケーブルを両方外して1〜2分放置、ケーブルをつないでキーをACCにして更に1〜2分放置。
で、エンジンを掛けます。
アイドリングの状態で15分位また放置。
後は走行しながら学習するようです。
冷却水の方はエンジンをかけているとブリーダープラグ穴から気泡が出るので、ぶくぶくが収まるまで水を足しながら様子をみます。
中間パイプにも2ヶ所ブリーダープラグがあるのでこちらもエア抜きします。
この時はマニュアル通り前をリフトした方が良いかもでした。
この作業を何度か繰り返すのですが、サーモスタッドがなかなか開きません。
例によってせっかちなワタクシは町内を一周して強制的にサーモスタッドを開きに行ってきます。
帰るとちょうどいい感じの温度になってました。
で、中間のホースをニギニギするとゴボっとエアが抜けました。
ラジエーターに一杯まで入れて、リザーブタンクに補充したら完了です。
噂の通りエア抜きが一番時間かかったかも。。。
そこらじゅう走ってみて異常なし、で完成!
現在走行距離「112,377キロ」ですが、バモス君にはもうちょっとガンバってもらわねば!
(記事の内容は自己流なのでマネしないようにお願いしますね。)