男性・50歳代からの排泄ケア
男性・女性を問わず、早い人では40歳を過ぎた頃から尿もれも経験された方も少なくないと思います。
かくいうワタクシも経験者の一人という訳です。
ある調査によると、年齢別に50代で22％、60代は23％、70代ともなると30％もの人が排泄トラブルについて何らかの悩みを抱えているのだそうです。
トラブルの原因について
今回は排泄トラブルのうち、男性の「頻尿」「尿もれ」「残尿」についてスポットを当ててみます。男性の場合は前立腺の変化から頻尿や残尿が起きる場合があります。
前立腺肥大症というわけではなくても、50代から前立腺の体積は増加傾向になると言われています。70代では80％の人が前立腺に体積増加が見られるようです。
こうして尿が出にくい、勢いが弱いなどの症状や、「過活動膀胱」を伴う残尿・頻尿が起きると言われています。ただし、これらの原因はその他の病気や状態によって起きる場合もあるので、いつもと違うと感じたら医療機関で受診することを強くおすすめします。
老後のためにも「歳のせい」にしないで、しっかりとしたケアで体づくりすることが肝心です。
ケアと予防について
失禁用の下着も販売されていますが、普段の下着に装着する男性用の尿とりパッドも市販されています。吸水量に応じたタイプを選ぶと良いでしょう。
薄く目立たない（と言うより分からない）ので、排尿後尿滴下（ちょいモレ）の対策にもご使用いただけます。普段はスーツを着用されている方にもオススメです。
排泄トラブルを感じたら迷わず先ずはお医者様へ、ちょいモレの場合は「骨盤底筋」の訓練で改善が見られる場合があります。
しっかりとした対策で外出時もトイレで悩まない健康な生活を送りたいものです。
次回は「骨盤底筋体操」についてご紹介します。