60代男性
【主訴】
肉離れ後2か月経過
体重をかけるとまだ痛む
【問診】
2ヶ月ほど前卓球の試合中に遠くの球を取ろうと一歩踏み込んだ時
病院には行っていない。
全く歩けないほどではないが、
当初の痛みは2日ほど経って楽に
痛めた直後と比べ残り3割ほど残る。
残り3割からが痛みに
ふくらはぎにゴリゴリした硬さが残っている。
【視診・触診】
表面的な異常はない。
腓腹筋内側を触診時『肉離れ後特有のシコリ』がある。
患部触診時には認
【治療】
腓腹筋内側へのTPが認められたため局所への集中的な鍼治療。
1回目
ピンポイントに響く感覚が気持ちよく感じる。
術後10→
2回目
5→2。
日常生活動作では違和感を感じなくなる。
3回目
2→0。
違和感は消失し、
【肉離れの本当の治し方】
今回は2ヶ月経過後の肉離れの治療でした。
内出血があったとのことで恐らく2度損傷。こういう治し方では必ずしこりが残ります。
肉離れ(外傷によるTP活性化)は本来であれば早期治療が望ましいです。
意外と知られていないのですが、
ダメージを受けた筋線維は、
つまり受傷後の段階から患部に外科的に鍼治療をする事により、治癒促進効果&周囲との筋組織と馴染みやすくなります。
ふくらはぎの一部が硬いと、また一気にグッと収縮した時に弾力性の違う過去の肉離れ部位は再発しやすいのです。
鍼
①疼痛の緩和(関節可動域向上)②
受傷後何もせずにいると患部にはシコリのような硬さが残り、
テーピングなどでの保存療法が一般的ですが、